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社内コミュニケーションから働き方改革を!パスクリエイト株式会社に聞く組織力アップの具体策


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働き方改革で求められている業務の効率化や生産性の向上。しかしそれを実現するためには、システムの導入やオフィスレイアウトの工夫と並び、社内コミュニケーションの活性化が欠かせません。とはいえ、仕事とプライベートの境界線が曖昧になるような関係性では、煩わしさが生じてしまうことも……。

そういったなか、働き方改革のためのさまざまな制度を整備しつつ、「社員同士のちょうどいい距離感」を作り上げているのがパスクリエイト株式会社です。そこで今回は、同社の事業統括本部 経営管理グループ シニアチーフ 田尾 望さんに、社内コミュニケーションを円滑にしている2つの具体策と運用のポイントを伺いました。

※「まもりの種」は保護(まもる)くんの日本パープルが運営しております。

パスクリエイト株式会社ってどんな会社?

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パスクリエイト株式会社は、「Happiness & Success through Contribution ~よりよい社会を創る幸せ~ 」をビジョンに掲げ、世の中のためになる価値や仕組みの創出を目指してビジネスを展開している企業です。オウンドメディア事業、マーケティング・コンサルティング事業、通販事業の3つを柱にサービスを提供しています。

そうしたビジョンを実現するために、同社は、“人こそ企業の「財」。何をやるかよりも「誰とやるか」”という考え方を重視。「人材」ではなく「人財」と捉えることで、個人としてもチームとしても最大限のパフォーマンスを発揮できるように、さまざまな取り組みを行っています。

田尾:「社内制度や福利厚生の立案においても、働きやすさ・やりがいがメンバーの成長につながること、それがお客様への貢献や付加価値を高め、その結果、会社の発展になることにポイントを置いて、会社全体がよりよい方向に向かっていくことを意識しています」

社内コミュニケーションを活発化させる2つの人気制度

では具体的に、メンバーの「働きやすさ」や「やりがい」を高めている2つの制度についてご紹介していきます。

(1)アクティブランチ

田尾:「アクティブランチは、社内外の人間を問わず、2名以上でランチをする場合に一人当たり800円まで補助される制度です。月に5回まで利用できます。この制度を活用することで、時間を効率的に活用しながら、仕事の打ち合わせやコミュニケーションを図ることができます。実際に活用しているメンバーも多く、満足度も非常に高いものになっています」

いくら同じ会社とはいえ、仕事で関わっていないと食事は誘いづらいもの。しかしこの制度があることによって他部署の人でも気軽に誘うことができるため、横断的な交流のきっかけになっているそうです。さらには、リラックスした雰囲気なかで仕事の話ができるため、自由な発想やアイデアが出やすいのもポイントなのだとか。

同社では、「アクティブいこっ」という合言葉で浸透し、社内コミュニケーションの円滑化に大きく貢献しています。

田尾:「アクティブランチの制度があることで、若い人から目上の方に声をかけやすくなったという声をよく聞きます。もちろんその逆のケースもあり、私個人としても、新入社員の子を気軽に誘える口実になっています。何か困ったことや相談事はないか。そういった軽いコミュニケーションをとりたいときに呼び出しをすると仰々しくなってしまいますが、“アクティブいこっ”という声かけだと、後輩たちも気軽に参加できるんです」

(2)ワークデイパーティ

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田尾:「ワークデイパーティーは、月1回、平日のランチタイムを使って実施しているランチパーティです。4月は会社近くの新宿御苑でお花見をしたり、夏はテラスで流しそうめんとスイカ割りをしたりと、季節のイベントを楽しむ内容になっています。ハロウィンやクリスマス会なども企画して、みんなで楽しめるような時間にしています」

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そもそも同社は毎月、全員でコミュニケーションをとるための「締め会」という飲み会を開いているそうです。しかし小さいお子さんをもつスタッフはどうしても参加しにくいことを受けて考えた結果、ランチタイムを有効に活用するための施策にたどり着いたといいます。

田尾:「こうした制度が整う前は、休日に社員同士が出かけるといった話はあまり耳にしませんでした。けれどいまでは、家族同士の交流も盛んです。とはいえ決してベタベタするような関係性ではなく、メリハリがあってさっぱりしています。非常にいい距離感でコミュニケーションが取れていると思います」

運用を成功させるポイントは、制度の意味を周知・徹底させること

そのほかにも同社では、コミュニケーションの活性化のために、社員研修旅行やレクレーション支援などを積極的に行っています。こうした制度やサポートを運用していくにあたっては、どんなことに気を付けているのでしょうか。

田尾:「それぞれの取り組みや制度に細かいルールはありますが、共通して大切にしているのは、“何のためにその制度があるのかを、きちんと伝えること”です。

確かに先のアクティブランチは、金銭的な補助もありますし、気軽に人を誘えるメリットがあります。しかし単純に“お得な制度”として使用されるのは、会社の望むところではありません。あくまでミーティングや社内外のコミュニケーションの活性化を目指すための制度なので、そうした認識がズレないように説明しています」

そうはいっても誰しも人間。最初は意識していても、いつしかそれが当たり前になって希薄化してしまうこともあるでしょう。同社では、どのようにして軌道修正を行っているのでしょうか。

田尾:「逆説的ですが、そういったことも社内コミュニケーションが気づかせてくれます。普段からいろいろな話をする機会があることによって、“あれ、認識がズレてきているかも”と感じることができるからです。そんなときは、全体ミーティングなどの時間を使って再度アナウンスを行っています

円滑なコミュニケーションを活かして、誰もが働きやすい環境を

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今後同社は、こうした制度などを使って高めてきた良好な社内コミュニケーションを活かしつつ、働き方改革に沿った制度のさらなる充実を目指します。

田尾:「現状においても、始業時間前の出社をサポートする制度や、時差出勤制度などを実施しています。さらには、有給休暇を一時間ごとに取れる新しい制度の検討も進めています。

今後はますます、多種多様な働き方が求められていくでしょう。けれど常に会社全体を俯瞰して、個人に寄りすぎず、会社都合を押しつけず、全員でコミュニケーションをとりながら誰もが気持ち良く働ける環境を目指していきたいですね。そういった視点から、会社としての永続性が増していくような制度の在り方について、これからも模索していきたいと思います」

昨今の働き方改革においては、長時間労働の是正や効率化の向上などシステマチックな施策に目が向けられがちではないでしょうか。しかし新しいイノベーションを起こすきっかけの一つには、人と人との円滑なコミュニケーションも重要です。

まずは身近なところから、働き方改革を始めてみてはいかがでしょうか。