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365日休暇も実現!?稼ぎたかったら働くな!?斬新な社内制度だらけの「未来工業株式会社」を訪問【前編】


常に考える

ノー残業デーや有給休暇、社員旅行などが一般的な社内制度
これらは社員のやる気をあげ、業務効率化に繋げるために存在します。

しかし、経営の厳しい会社が増えるこのご時勢。目先の利益を優先し、社内制度が疎かになっている会社も少なくありません。その結果、やる気を失った社員がダラダラと仕事をするようになったり、不満の溜まった社員が辞めてしまうなんて事態に陥ったり…。
仕事ができる社員が1人辞めることは経営の厳しい会社にとって、追い打ちをかける大損害です。そして残った社員の負担がさらに増え、悪循環に陥ってしまいます。

それでは一体どうすればいいのでしょうか。そもそも、社内制度を改善することで社員のやる気、会社の経営に良い影響を及ぼすことはできるのでしょうか。

そこで今回は、第一回「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞や、第一回ホワイト企業大賞を受賞し、日本一社員が幸福な会社として知られている未来工業株式会社様に、社員のやる気を出す独自の社内制度についてお話を伺ってきました。前編となるこちらの記事では具体的な制度について、後編ではそれらの制度が及ぼした影響や効果についてご紹介します。

※「まもりの種」は保護(まもる)くんの日本パープルが運営しております。

日本一社員が幸福な会社!?未来工業株式会社とは

未来工業株式会社
新幹線の岐阜羽島駅から車で約10分の場所に本社を構える未来工業株式会社様は、2014年7月に亡くなられた創業者、山田昭男氏(以下、山田氏)が昭和40年に設立した会社です。

主に電気設備資材給排水設備ガス設備資材の製造販売を行っており、設立以来50年以上黒字経営を続けているのだとか。現在では約850人の社員を抱え、北は北海道、南は沖縄まで、国内各地に営業所を持つほど事業規模も拡大しています。

創業時、既に他の大手メーカーが牛耳っていたこの業界で、生き残るために創業者の山田氏が目指したのは”常に新しいことをすること“でした。新しい会社は他社と同じことをしても勝てないため、他社と異なることをすることで”新しい価値“を見い出そうとしたのです。
そのために必要なのは、変化する社会の変化する需要に対応した新しいアイディア

常に考える写真・廊下にある会社のスローガンと、今回お話を伺った総務の杉原さん

そこで、社員1人1人が新しいアイディアを出すために、”他と違う働き方をすることで、他と違うアイディアを出すことができる“、また、”社員1人1人のやる気をあげることが業務の効率化に繋がり、会社の利益に繋がる“と山田氏は考えました。そこから生まれたのが”常に考える“という企業理念と、ユニークな社内制度の数々です。

自由だからこそ考える。社員のやる気をあげる制度とは?

それでは具体的にどのような制度があるのでしょうか。

土日と祝日で挟まれた平日は休日にひっくりかえる!?オセロ休暇制度

杉原さん写真・オセロ休暇について説明して下さる総務の杉原さん

前述した通り、社員のやる気”を引き出すことを大切にしている同社。そのために必要なのは社員の不満をなくすことなのだとか。休みが少ないと自然と社員の不満は増えるもの。
そこで導入したのがオセロ休暇です。

白で挟まれた黒は、白にひっくり返ってしまうオセロ。カレンダーでこれを行うオセロ休暇は、休日と休日で挟まれた平日がひっくり返って休日になってしまうのだとか。例えば、火曜日に祝日があった場合、日曜日と火曜日の祝日で挟まれた月曜日は、ひっくり返って休日になってしまうのです。

「そんなに休みを増やして大丈夫なの?」と心配になる方もいるかもしれませんが、休日に挟まれた平日は、出勤してもダラダラと仕事をしてしまいがち。集中力が普段より下がる社員も増えてしまいます。

そんな時は無理に出勤して仕事をするのではなく、逆に休みにしてしまい連休にすることで、ゆっくりと旅行に行ったり、読書をしたり、好きな映画をみる時間に変えることができます。そこで得た知識や感性が”常に考える“というスローガンにも生きてくるのだとか。

また、単純に連休があることで社員のやる気もあがります。休みと仕事のオンオフをしっかりと切り替えることができるので、出勤した際の業務効率化にも繋がるのです。

年間休日140日!?年末年始は20連休、その次は2月に1週間社員旅行!?

カレン
オセロ休暇で休みを大切にする会社であることがお分かりいただけたかと思いますが、年間休日140日という同社の休みは他にもたくさんあります。

多くの企業が設けている夏休みは10日間GWは間の平日を繋げて約10連休、そしてなんと年末年始は約20連休あるのだとか。長期で海外に行ったり、実家に帰省したりと、この休みを通して社員の方々は仕事だけでは得られない経験を積むことができます。

年末年始の20連休のあとには、2月の第2週に約1週間ある社内旅行。こちらは自由参加だそうで、不参加の人はさらに1週間休みになります。「こんなに休んで経営に影響はないの?」と心配になりますが、最初から”1月は半分しか働かない”と決めていればそれを元に経営を進めていくので、連休によって経営が傾くことはないのだそう。

さらに、大型連休の前に取引先に事前に挨拶をしておくことで、「連休に入ってしまうから多めに買っておこう」と考える取引先がいたり、単純に連休前の社員の営業にさらにやる気が出たりして、他の月に比べて売り上げが伸びることもあるのだとか。

休みは多ければ多いほど売り上げが上がる」という創業者の山田氏の言葉もあるというのだから驚きです。しかしこれは日頃からやる気に満ちた社員のみなさんが”常に考える“仕事の仕方をすることで、取引先からの信頼があるからこそできると言えるでしょう。

社員旅行の5年に1度は海外旅行!行き先は当日空港で知らされる!?

杉原さん2写真・ユニークな社員旅行についてお話下さる総務の杉原さん

毎年ある社員旅行は全額会社負担だという同社。5年に1度の海外旅行では立候補制で社員旅行の委員会が作られ、彼らが主体となって企画が立てられるのだそう。

ある年の旅行委員は海外ミステリー旅行と称した社員旅行を企画。参加者は「A・B・C」の中から好きなアルファベットを1つ選び、旅行当日に夏服と冬服を持って空港に集合するように言われたのだとか。
空港に行くとその場で「Aの人はパリ」「Bの人はフロリダ」「Cの人はハワイ」と行き先を告げられ、直前に旅行先が分かるという仕組みです。

参加者は前もって旅行プランを練ることができないので、柔軟な対応力が求められます。
仕事とは関係がない社員旅行ですが、こういった場面でも自然と”常に考える“力が養われているのではないでしょうか。

会社設立権に365日休み!?豪華景品がならぶ、フォトコンテスト

社員旅行
さらに、昨年の社員旅行ではイタリアに行ったそうで、そこでは52個あるというイタリア各地の世界遺産の中から好きなものの写真を撮り、フォトコンテストを行う”社(写)長になるのは誰だ!?50(+2)の世界遺産制覇!!“というイベントが行われたのだとか。

社員旅行をさらに盛り上げる素晴らしいアイディアですが、なんといっても凄いのが、優勝者〜10位までの景品です。なんと1位は会社設立権!!!
費用はもちろん会社負担とのこと。

実行委員が考えた企画とはいえ、実行されるのはもちろん会社の上層部の方たちが会議で認めた企画のみ。年齢やキャリアに関係なく、フォトコンテストで優勝すれば会社の設立が認められるとのことなので、本当に誰にでもチャンスがある環境と言えるでしょう。
その他にも、


2位 実質休暇365日(特休185+公休140+有給40日)
3位 有給50日貰える権利
4位 社長にディナーをご馳走してもらえる権利
5位 一年間週休3日がもらえる権利(上司と相談の上)
6位 一年間月に一回有給がいただける権利
7位 有給10日貰える権利
8位 有給5日貰える権利
9位 月に一回半日有給が貰える権利
10位 必ず新商品を開発に作ってもらえる権利

という夢のような権利の数々。

コンテストに参加するにあたり、「どんな写真を撮ればいいか」を考え、入賞したらその権利を「どのように使おうか」考える、遊びといえども”常に考える“環境が社員自らの手で作られています。

服装は自由!「今日は何を着ていこう」と考えることが”常に考える”の一部になる

服装 様子写真・実際に働く社員の方々の様子

工場勤務もあるにも関わらず、服装は自由という同社。社員のやる気をあげるために、やる気を削ぐ存在となってしまう不満は禁物。
人間何かを強制された時に、それが自分の意志と反した場合不満が生まれやすくなるのだそう。

十人十色の趣味を持つ服装に関して、全員が納得するデザインの制服を提供するのは不可能であるため、服装は自由なのだとか。しかし、服装を自由にすることにより毎朝「今日は何を着ていこうかな」と考える機会が生まれ、出勤前にも各自の家で“常に考える”が実行されています。

しかし中には「制服がいい」という社員の方もいるので、そういった方のために以前あった制服を着てくるのも自由です。

今回ご紹介したのは数ある制度のほんの一部ですが、全ての制度に共通していることはただユニークなだけでなく”常に考える“という理念と、”社員のやる気を出す“という目的に沿ったものでした。

社員1人1人が”常に考える”ことを実現させるため、ユニークな制度は存在する

今回お話を伺った総務の杉原さんは

「社員のやる気を出すためには、やる気を削ぐ原因である不満を解消しなければなりません。
そして、不満を解消するには何かを押し付けることを極力減らさなければいけません。会社のルール、仕事の仕方を全面的に押しつけずに各々が自由に考える環境を作ることで、毎日のルーティンワークに疑問を持つようになってきます。1人1人の疑問が提案に変わり、その提案で新しい商品が開発されたり、日々の業務がさらに効率化されたりします。

その結果、会社の利益が上がるだけでなく社員も幸せに、お客様も質の良い商品を手に入れることができ幸せになるのです。」

とおっしゃっていました。
多くの会社で負の連鎖が起きてしまっている現代社会ですが、未来工業様ではまさに“正”の連鎖が起きています。利益はもちろん大切ですが、会社の経営を心配するあまり後回しにしがちな”社員のやる気をだすこと“をもう一度、考え直す必要があるのかもしれません。

後編では実際にこれらの制度はどのような影響・効果を及ぼしているかについてお伝えします。

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