宅配型トランクルームサービスのおすすめ5選!選び方のポイントも解説

近年、トランクルームサービスの中でも、オンラインで簡単に荷物の預け入れや取り出しができる宅配型トランクルームが注目を集めています。自宅やオフィスから宅配で手軽に荷物を預けられるため、個人利用はもちろん、備品や販促物などが増えて収納スペースが不足しがちな企業にも便利なサービスです。
本記事では、数あるトランクルームサービスの中から、特に人気の高い宅配型に焦点を当て、選ぶ際に押さえておきたい5つのポイントや、おすすめの宅配型トランクルームサービス5選をご紹介します。
初めて利用する方も、サービス選定で迷っている方も、ぜひ参考にしてみてください。

宅配型トランクルームとは?仕組みと特徴


宅配型トランクルームは、従来のトランクルームのように自ら現地へ運ぶ必要がなく、スマートフォンやPCから申し込み、宅配で預けるだけという手軽さが支持を集めています。ここでは、サービスの基本的な仕組みや、従来型との違い、実際の利用例などを詳しく見ていきましょう。

宅配型トランクルームの基本サービス内容

宅配型トランクルームは、荷物を専用の箱に詰めて、自宅やオフィスから配送するだけで、専用の倉庫に預けられるサービスです。依頼から集荷、保管、返却までをすべてオンライン上で完結できるため、忙しい方や遠方に住んでいる方でもストレスなく利用できます。集荷については、一般的な宅配業者が来る場合と、その会社専門のスタッフが対応する場合とがあります。

実店舗型トランクルームとの違い

宅配型と実店舗型との違いは、荷物の出し入れ方法が大きく異なります。実店舗型では、自ら現地の倉庫まで足を運んで荷物を出し入れしなければなりませんが、宅配型ではその手間がありません。物理的な移動を伴わず、自宅やオフィスにいながら荷物の管理ができる点が大きな特徴です。
また、利用スペースに応じた料金体系や、柔軟な利用プランが整っている場合が多く、無駄のない利用が可能です。
時間やコストの効率性に優れている点で、より現代的なニーズにマッチしたサービスと言えるでしょう。

利用シーンの例(個人・法人別)

宅配型トランクルームは、その利便性の高さから、個人だけでなく法人でも活用が進んでいます。個人であれば季節用品(扇風機・ヒーター・冬服など)や趣味のコレクション、思い出の品の保管、引っ越しやリフォーム時の一時保管などに役立ちます。法人利用では、イベント用品や販促物、書類や備品のストック場所として使われるケースが多く、在庫管理の効率化にもつながっています。それぞれの目的やシーンに合わせて、無駄なくスペースを有効活用できるのが魅力です。

宅配型トランクルームのメリット・デメリット

宅配型トランクルームの導入を検討するにあたっては、メリットだけでなくデメリットについても理解しておくことが大切です。実際の利用前にその特性を正しく理解するために、以下で具体的なメリットと注意すべきデメリットについて解説します。

メリット

宅配型トランクルームの最大の魅力は、手間をかけずに荷物を預けたり取り出したりできる点にあります。スマートフォンで操作が完結する利便性に加え、セキュリティ対策が万全な専用倉庫に保管される安心感があり、必要な分だけスペースを借りられる柔軟な料金体系が用意されているため、コストパフォーマンスの面でも優れています。
一部サービスでは写真付きで預けたアイテムを一覧管理することが可能です。

デメリット

一方で、即時の取り出しが難しい場合があり、緊急性の高い物品の保管には不向きな面もあります。また、荷物の種類やサイズによっては預け入れが制限されるケースもあり、利用前に条件を確認することが重要です。定期的に出し入れが必要な荷物の預け入れも、コストや手間がかさむ場合があり、あまり向いていないため、利用目的に応じた選択が求められます。

宅配型トランクルーム選定の5つのポイント


宅配型トランクルームサービスを選ぶ際は、料金や対応エリアだけでなく、自分の荷物や利用目的に合っているかをしっかり見極めることが大切です。ここでは、サービス選びで特に注目すべき5つのポイントについて解説します。

1.荷物のサイズと重量

まず確認したいのが、預けたい荷物のサイズと重量です。宅配型トランクルームでは、利用できるボックスサイズが決まっていたり、重量制限が設けられている場合があります。たとえば、衣類や書類など軽量なものは問題ありませんが、大型の家電や家具などを預けたい場合は注意が必要です。

サービスごとに対応可能な荷物の上限が異なるため、預けたい荷物の種類に対応しているか、事前に必ず確認しておきましょう。事前確認を怠ると、サイズオーバーで受け付けてもらえなかったり、追加料金が発生するケースもあります。

2.価格・料金体系

月額料金の安さだけでサービスを選ばないよう、注意しましょう。宅配型トランクルームでは、月額利用料のほかに、配送料、初期費用、取り出し手数料などが別途発生する場合があります。
また、配送料は地域によって異なることもあり、離島や遠方地域では追加料金がかかるケースも。預け入れと取り出しのどちらで送料が発生するのか、またキャンセル時の手数料なども含めて、トータルでかかるコストを比較するのがおすすめです。

3.不要品の廃棄対応

「使うかどうか分からないけれど、ひとまず保管しておきたい」そんな荷物もあるはずです。そうした場合に便利なのが、不要になった荷物をそのまま廃棄してくれるサービスです。
廃棄オプションがあるサービスを選べば、わざわざ取り出して自分で処分する手間が省け、時間も労力も大幅に削減できます。特に、整理整頓や断捨離の一環として一時的に保管したい方にとっては、大きなメリットになります。廃棄費用がかかる場合もあるため、その点も合わせて確認しておきましょう。

4.セキュリティ体制

大切な荷物を預ける以上、保管環境やセキュリティ体制は非常に重要です。施設が耐震・耐火構造になっているか、監視カメラや入退室管理がしっかりしているかなどをチェックしましょう。
一部のサービスでは、個別に保険がかかっていたり、写真付きで荷物の状態を確認できるシステムがある場合もあります。不安を感じる方は、そうした安全性に配慮されたサービスを選ぶことで、より安心して利用できます。

5.サービス対応エリア

意外と見落としがちなのが、自分の居住エリアがサービスの対象地域に入っているかどうかという点です。都市部であれば問題ないケースが多いですが、離島や一部の地方では対応していないサービスも少なくありません。
また、荷物の種類やサイズによって、一部の地域ではサービス対象外になることもあります。集荷対応エリアや配送可能地域は、公式サイトなどで明記されていることが多いので、契約前に必ずチェックしておきましょう。

おすすめの宅配型トランクルームサービス5選

以下では、目的や利用シーンを踏まえて、特におすすめする5つの宅配型トランクルームサービスを詳しくご紹介します。

1. Stock MAMORU (株式会社日本パープル)

法人用途に特化した宅配型トランクルームサービスとして定評のある「Stock Mamoru」は、高いセキュリティと業務効率を支えるシステム面の充実による利便性を両立させたサービス設計が特長です。オフィスや店舗備品、販促物、書類などを効率的に預けたい企業に適しています。

価格・契約期間

初期費用なしで、1パレット(約1㎥)単位での価格設定が採られています。最短1日から利用できる柔軟な契約体系が提供されており、短期間での一時的保管にも対応可能です。固定契約に縛られない、企業向けの合理的な料金体系です。

預け入れサイズ

1点あたり幅2.5m×奥行85㎝を超えない物品まで対応できるため、展示会やイベント用の大型什器や販促キット、機材、備品も広く預け入れられます。1点単位で預けられるため、細かい在庫管理や回収にも便利です。

利便性

荷物は預け入れ時に写真撮影・採寸(幅×奥行き×高さ)され、Webシステム上で一覧管理できる仕組みが整えられています。集荷先と届け先が異なる場所でも対応可能で、営業所や拠点が複数ある企業でも使いやすく設計されています。また、依頼から返却までオンラインで完結します。保管が不要になった荷物は、システムから簡単に廃棄申請ができる点も実務的です。

セキュリティ・安全面

24時間365日の監視体制が敷かれており、耐震・耐火構造の倉庫で保管されます。信頼性を裏付ける導入実績として、2025年時点で1,300社を超える企業が利用していることが公表されています。
また、法人向けトランクルームについてのアンケートでは、法人向けトランクルーム顧客満足度No.1、法人向けトランクルーム使いやすさNo.1、法人向けトランクルームセキュリティNo.1に選ばれています。(※)

※アンケートモニター提供元:ゼネラルリサーチ
調査方法:インターネット調査
調査期間:2022年1月9日〜12日
調査概要;トランクルーム10社を対象にしたサイト比較イメージ調査
調査対象:全国の20代〜60代の男女、1都3県に在勤のビジネスマン1004名

公式URL:https://www.mamoru-kun.com/stockmamoru/

2. AZUKEL(株式会社日本パープル)

個人利用を重視したプランが豊富で、小物から家具まで幅広く預けたい方に適した柔軟性の高いトランクルームサービスです。

価格・契約期間

初期費用0円で、月額保管料は税込140円からの低価格プランからスタートできます。1日から利用可能な点も手軽さを後押ししています。

預け入れサイズ

預けられる荷物のサイズは非常に幅広く、小物向けの「箱プラン」では段ボール1箱単位で、スーツケースやソファなどの大型家具にも対応する「スペースプラン」も用意されています。
段ボールで預ける箱プランは沖縄県・離島を除く全国で対応していますが、3辺合計151cm以上の箱や箱以外のモノを預けるスペースプランは東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県といった一都三県限定対応のため、事前にエリア確認が必要です。

利便性

オンラインで申し込みが可能で、手続きが非常にスムーズです。預けた荷物はスタッフが1箱あたり最大30点まで無料で写真撮影し、専用ページからいつでも中身を確認できます。オプションで、家具や荷物の解体・組み立ても対応可能です。

セキュリティ・安全面

AZUKELでは、預けられた荷物を日本産業規格(JIS)の定める規定に準拠した環境下で保管しています。たとえば、倉庫内の温度や湿度は外気温を上回らないように管理されており、デリケートな荷物や長期間の保管にも安心です。さらに、倉庫は24時間365日の監視体制が整っており、セキュリティ面にも万全の備えがなされています。

また、万が一に備えて補償制度も用意されており、預かり品に対して一定の補償(金額の上限あり)が適用されます。高価な品物や大切な荷物を預ける際も、こうした保険制度があることで、より安心して利用できます。

公式URL:https://www.azukel.com/

minikura(寺田倉庫株式会社)

「minikura(ミニクラ)」は、美術品やワインなどの保管実績がある寺田倉庫が運営するサービスです。宅配型トランクルームとしての基本性能に加え、クリーニングやオークション出品など、他社にはない付加価値サービスが充実しています。

価格・契約期間

料金は非常にリーズナブルで、月額320円から1箱単位で預け入れ可能です。必要な時だけ預けられるシンプルな料金体系で、コストを抑えつつ必要なスペースだけ使えるのが魅力です。

預け入れサイズ

段ボール箱に入る物品(書籍・雑貨など)を中心に、衣類専用プランなども用意されています。預け入れには、minikuraから専用ボックスを取り寄せて使用するスタイルが採用されており、複数のBOXサイズが用意されているため、用途に応じて選択可能です。

利便性

預け入れ、取り出し、利用手続きすべてがオンラインで完結し、BOXの取り寄せも無料です。出庫時には1箱単位または1点単位での返送依頼が可能(プランにより異なります)。オプションでクリーニングやヤフオク!出品代行にも対応しており、収納だけでなく、持ち物を資産として活用することも可能です。

また、書類や本などの紙類に関しては、提携先の施設で溶解処理対応しており、個人情報保護の観点からも安心です。

セキュリティ・安全面

創業70年以上の寺田倉庫が運営元であり、温湿度管理や防犯設備が整った施設が使われています。美術品やワイン、重要文書といった高価値品の保管を手がけてきた実績もあり、保管品質に信頼があります。なお、文書溶解サービスは紙類以外が入っていないか、中身が確認された上で処理されます。

公式URL:https://minikura.com/

エアトランク(株式会社エアトランク)

「エアトランク」は、面倒な梱包作業が不要で、荷物をそのまま預けられる手軽さが特長の宅配型トランクルームです。自社スタッフによる集荷・配送や、清潔な保管環境にこだわり、特に都市部での利用に適しています。

価格・契約期間

首都圏・大阪・名古屋などで展開されており、エリアに応じて月額料金が異なりますが、首都圏では0.2畳分のスペースで月額6,380円(税込)から利用可能です。最低利用期間は3ヶ月に設定されているため、短期というよりは中〜長期の利用向けのサービスといえるでしょう。

預け入れサイズ

預けられる荷物には重量制限や寸法制限があり、重量が15kgを超える物や、1辺の長さが180cmを超えるもの、3辺の合計が240cmを超える大型家具などは預けられません。
一般的な家庭用品や衣類、雑貨の収納には十分対応できますが、極端に大きい物を預けたい場合は注意が必要です。

利便性

エアトランクの最大の魅力は、梱包不要でそのまま預けられる手軽さにあります。集荷・配送はすべて自社スタッフが対応しており、預け入れ時の配送料も無料。さらに、オプションでクリーニングサービスを利用することもでき、衣類や布製品の保管にも適しています。

セキュリティ・安全面

荷物は、国土交通省が定める保管基準の中で最高クラスに該当する施設にて管理されており、安全性・環境管理の両面で高水準を維持しています。

公式URL:https://www.air-trunk.net/

サマリーポケット(株式会社サマリー)

「サマリーポケット」は、ミニマルなライフスタイルを支える個人向けサービスとして人気を集めており、手軽さとオプション機能のバランスが取れた宅配型トランクルームです。

価格・契約期間

初期費用は不要で、1箱あたり月額330円(税込)から利用できます。利用のハードルが低く、ちょっとした荷物整理や一時保管にも最適です。

預け入れサイズ

ダンボール箱以外にもスーツケース・スキー用品・ゴルフバックなどの大型アイテムにも対応しており、季節用品の保管にも役立ちます。

利便性

預けた荷物は、スタッフが1点ずつ撮影し、専用アプリやWebページでリスト化してくれます(オプション対応)。どこに何を預けているかがひと目でわかるため、「取り出したい時にすぐ指定できる」利便性が高く、衣替えや趣味用品の整理に最適です。クリーニングや補償サービスなど、生活を支える機能がワンストップで提供されているのも魅力です。

また、急ぎの場合には当日集荷にも対応しており、忙しい方にも使いやすいサービスです。

セキュリティ・安全面

1箱あたり月額55円の保険に加入できるオプションが用意されており、万が一の際にも安心。荷物の紛失・破損などのリスクにも備えられます。

公式URL:https://pocket.sumally.com/

法人利用・個人利用におすすめの宅配型トランクルーム


宅配型トランクルームは、法人と個人とで求めるポイントが異なります。

たとえば法人では大量の備品や販促物の管理、コスト管理、セキュリティが重視される一方で、個人では気軽に使えることや料金のわかりやすさ、預けられる荷物の種類が重要です。
すでにご紹介した宅配型トランクルームサービスの中から、法人利用・個人利用の目的に合わせて特におすすめできる2サービスを改めてご紹介します。

法人利用におすすめのサービス

Stock MAMORU
企業や団体で宅配型トランクルームを使うなら、特におすすめなのがStock MAMORUです。これまでご紹介してきた中でも、法人用途に特化した機能や管理体制が整っており、業務効率化やコスト最適化を重視する法人ユーザーに適しています。

初期費用ゼロ・1パレット単位の従量課金制・最短1日から利用可能という柔軟な料金体系が法人使いに非常にマッチします。
法人では、保管量が季節やプロモーションに応じて変動することが多いため、このような従量課金制は過剰支出を防ぐ点で有利です。

さらに、荷物を預ける際に写真撮影と採寸(幅×奥行き×高さ)が行われ、法人担当者はオンライン上で預けている備品・什器を一覧で把握でき、出庫・配送先の指示できるため、複数拠点で物品を管理するようなケースでも運用がしやすくなります。 加えて、集荷・配送の手間が省ける点も法人向けの大きなメリットです。

保管環境は、日本工業規格(JIS)に準拠した温度・湿度管理のもと、耐震・耐火構造、24時間365日のセキュリティ監視体制など、機密性や安全性を求める法人ニーズにも応えられる設計になっています。1,300社を超える企業の導入実績からも信頼性の高さが伺えます。

個人利用におすすめのサービス

AZUKEL
個人用途で宅配型トランクルームを使うなら、使いやすさと対応範囲の広さで人気のAZUKELがおすすめです。日用品から大型家具まで預けられ、生活スタイルに合わせた柔軟な利用が可能です。

まず、AZUKEL の料金・コスト面の魅力があります。利用開始時の初期費用はかからず、月額料金も日割り計算される仕組みが採られています。さらに、預け入れ時の配送料は何度でも無料というプランが提供されており、頻繁に出し入れしたい荷物についてもコストを抑えて運用できます。

荷物を預けるときには1点ずつ無料で写真撮影・採寸され、利用者はスマホやPC上で中身を視覚的に把握できるため、収納後の“どこに何があるか”が見えなくなる心配を軽減できます。
申し込みから集荷・返却依頼・管理まで、すべてスマホやPCから操作可能で、梱包も専用箱を使えば準備の手間が少なく済み、日常使いに適したサービス設計となっています。

セキュリティ・保管環境についても、ハイレベルな体制を整えています。保管施設は24時間365日体制で管理され、適切な温度湿度環境下で保管されるよう制御されており、デリケートな荷物の保管にも安心です。

こうした点から、衣替え時の季節物、趣味のコレクション、思い出の品、家具や家電の一時保管など、個人の暮らしとの調和を重視した保管ニーズにこそ、AZUKELは非常に適したサービスといえます。

まとめ|目的に合った宅配型トランクルームを選ぼう

宅配型トランクルームは、「荷物をただ預ける倉庫代替」ではなく、運用性・管理性・コスト適正性を兼ね備えた保存インフラと言えます。法人・個人それぞれに適したサービスがあるため、利用目的や荷物の種類、コスト面などをしっかり見極めて選ぶことが大切です。
「何をどのくらい預けたいのか」「頻度はどれくらいか」「管理や出し入れのしやすさはどうか」など、自分の使い方に合った視点で比較しながら、最適なサービスを選んでみてください。

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