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【第4回GOOD ACTIONレポート】従業員が満足する、ワクワクする職場の作り方


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人材不足や働き手の多様化など、昨今の働く環境は多くの変化が生じています。多くの経営者は「魅力的な会社にするためには、どうしたらよいか。」と考え、会社を良しようと思いをめぐらせていることでしょう。

社員1人ひとりのモチベーションを向上させるために、企業は何ができるのでしょうか。

2018年2月13日に行われた「第4回GOOD ACTION」では、「働くあなたが主人公」をテーマに掲げ、“働くあなたが想いを持って動き出し、イキイキと働ける場を作っていく、そんな可能性を秘めたACTIONに光をあて、応援するプロジェクト”として8つの取り組みを表彰しました。今回は、その中からすぐに取り組めそうな5つに絞り、概要をお届けします。

きっと、社員一人ひとりが働きやすい職場に変えるヒントが見つかりますよ。

※「まもりの種」は保護(まもる)くんの日本パープルが運営しております。

Good Actionとは

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Good Action(グッド・アクション)とは、株式会社リクルートキャリアのリクナビNEXTが主催する表彰制度。各職場が独自に実施するさまざまな取り組みを応援するプロジェクトです。

リクナビNEXTは、日本で企業活動を行う企業・団体を対象に、働く社員と職場を取り上げる取り組みに対して、担当者の想いをベースに、課題をどのように捉えにいったか、実施した試作内容の独自性や工夫、成果・反響などから総合的に審査し、表彰します。

審査員は、学習院大学経済学部経営学科教授の守島基博(もりしまもとひろ)氏、SAPジャパン株式会社 バイスプレジデント、横浜市制作局男女共同参画推進担当参与、NPO法人GEWEL副代表のアキレス美知子(あきれすみちこ)氏、慶應義塾大学特任准教授、株式会社NewYouth代表取締役の若新雄純(わかしんゆうじゅん)氏、そして株式会社リクルートキャリア リクナビNEXT編集長の藤井薫(ふじいかおる氏)です。

【①パプアニューギニア海産】小さなエビ工場の人を縛らない働き方

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会社がきっちりとスタッフを管理していたところ、人は定着せず、ささいなことで争いが起きていたーー。そんな状態に悩んだパプアニューギニア海産の工場長・武藤さんは、「パートに対する働き方改革」を行うことにしました。

具体的には、会社への事前連絡の必要を無くして、好きな日・時間に出退勤でき、欠勤を自由に行えるように整備。さらに「嫌いな作業をやってはいけない」というルールを設け、2ヶ月に一度「作業について好き嫌いアンケート」を実施しました。

他にも、シール500枚貼ったらエビ1パックをあげるなど、「縛らない、争わない」取り組みを進めたのです。

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「パートに対する働き方改革」を始めてから、各々が生活を中心に自分で選択し、自由に働けるようになったため、周りの人を機にする煩わしさから解放され、負の感情が起きなくなったと言います。その結果、スタッフ同士が自然と協力し合うようになり、生産性が向上。退職者が減り、年間の人件費も3割減少し、自社サイトに求人を掲載するだけで応募が殺到する状態になりました。

【②株式会社ヌーラボ】グローバル全社員が仕事をしない日、General Meeting

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コラボレーションツールの開発・提供をしている株式会社ヌーラボ。同社は東京、京都、福岡、アメリカやシンガポールなど国内外に拠点をおいて開発を進めているため、多種多様な人材を抱えています。そんな中、課題となるのは心の距離。それぞれがリモートの環境で働くため、年に一度も顔を合わせない人がいることがあるのです。

そこで、国内2拠点と海外4拠点に分散して働く多国籍なメンバーとその家族、総勢200名を集めて、本社所在地の福岡に集まるイベント「General Meeting」を開催! 総予算を約700万円とし、インパクトのある超ポジティブな思い出を共有することで、コミュニケーションのきっかけを作りたいと開始。

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そのイベントでは、経営戦略共有などの会議以外に、バーベキューやマリンスポーツ、バンド演奏などを楽しみました。

数年前からの流行りでもあるダイバーシティですが、人種・民族・言語・思想・宗教がすべて違う人同士がわかり合うことは難しい、と思う方も多いでしょう。同社の取り組みが、今後どのように心の距離に作用するのか、今後も注目したいところです。

【③Fringe81株式会社】感謝の気持ちを給料に乗せて!ピアボーナス制度

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人数が50人超えると、他の人が何やっているのかわからないし、役職ができるゆえのヒエラルキーの弊害がでてくる…。インターネット広告事業の開発等を行うFringe81株式会社では、それを、テクノロジーの力で解決しようと『Unipos(ユニポス)』を実施しました。

Uniposは、社員が相互に、感謝の言葉とともに週1,200円の成果給を送りあえるピアボーナス制度。経営層やマネジャー層からは見えない現場の貢献が全社に知れ渡るようにしました。

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SNSを見るような感覚で、同僚の貢献をしり、誰かが投稿したコメントに「拍手」を送ることで賞賛が社内で拡散されます。毎日約30件ものコメントが飛び交い、部署を超えて互いの仕事ぶりや貢献度愛を知ることができるそうです。

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数字で成果を表しにくい職種のメンバーにも光が当たるようになり、なんとエンジニアの退職が3年9ヶ月の間ゼロ! 驚異的な定着率を実現しています。

【④株式会社UZUZ】社内通貨ウズポ!/社内ファンディングによる新規事業の立ち上げ

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若手人材に特化した人材紹介事業等を行う株式会社UZUZ(ウズウズ)の変わった社名には、2つの意味が込められています。ひとつは、何かしたくてウズウズしたい気持ち。そしてもうひとつは、働きたいというエネルギーを渦のように伝播させられるようなサポートをしたい、ということです。

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社名に込められた意味を全うすべく、そもそも自分たちがウズウズしないとダメだよね、という話が上がったことにより、社内通貨ウズポ!が発行されることになりました。
ウズポ!は、感謝・尊敬の気持ちを表すときや新規ユーザー紹介獲得ポイントなどで獲得し、「会社のためになること」に使うことができます。例えば、会社の飲み会で使ったり、新規事業を立ち上げるときに使ったり、社員旅行をもっと豪華にするために使ったり…。

新規事業案を実現させるために、「ウズポ!」を集めるための車内ファンディングを立ち上げるメンバーも現れ、調達した資金で新サービスが生まれたこともあります。

ウズポ!が生まれたことにより、お金を気にせずに食事に誘えるようになるなど、社内コミュニケーションが活性化しました。

【⑤渋谷ウェルネスシティ・コンソーシアム】働く人のための健康経営促進

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肩が凝ったり、腰が痛かったりして、仕事に集中できない…。そんな経験がある人は多いのではないでしょうか。実は、株式会社DeNAでも同じことが起きていました。

同社の働きながらプロゴルファーを目指すアスリート会社員・平井孝幸氏は、DeNAの健康経営について調査していたとき、同僚たちの姿勢の悪さからくる生産性低下に問題意識を持ちます。

そこで、「体を正しく使って健康になればもっと集中力を高められる」という観点でパフォーマンス向上のための健康かを社内で推進。健康サポート専門部署 CHO (Chief Health Officer)室を立ち上げました。

活動の幅は車内にとどまりません。東急電鉄やKDDI、サイバーエージェントなど9社が集まるコンソーシアムを結成し、健康の大切さと価値を広げるべく、経産省や渋谷区、商工会議所、医師会の協力を得て、ノウハウ共有などを行なっています。

ワクワクする自分達らしい働き方を楽しもう!

今回ご紹介した5つの取り組みは、どれも個人のちょっとした気づきや、行動を起こしたときに浮かんだアイデアを実践して行ったものばかりでした。何かひとつ解決したい課題があれば、どうしたら変えていけるのか、人を巻き込んで挑戦することができるのかを考え、実行したいものです。今回表彰された取り組みにはすべて、変化を楽しむ前向きな気持ちが現れていました。

パラレルワークやテレワーク、時短労働など、新しい働き方の概念が生まれてきている今、ACTIONを起こすチャンスが到来しています。自社の取り組みとして、従業員のモチベーションをあげるためにも、あなたの会社でGood Actionな取り組みを実施してみませんか。