2020年6月3日お役立ち情報働き方改革
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オンボーディングの意味とは?人材育成に不可欠なプロセス

パソコンを操作する2人の男性
終身雇用は時代遅れとなりつつあり、人材の流動性が高まっています。

新入社員を迎え入れたとしても、転職が容易であるため、職場環境が悪いとすぐに離職されてしまいます。人材を確保するためには、「よい職場環境」を作ることが非常に重要です。そこで注目を集めているのが、オンボーディングというプロセスです。今回の記事では、オンボーディング意味やメリット、導入する際に行うべきポイントを解説します。

オンボーディングの意味とは?

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オンボーディングとは、新たに採用した社員に対して行われる教育プログラムを指す言葉です。オンボーディングは従来の新入社員研修と異なります。オンボーディングは、短期的に行われるものではなく、社員が戦力となるよう継続的に行います。加えて、対象者は新卒社員はもちろんのこと、中途で入社した方々も含まれます。

オンボーディングという言葉は、英語の「on-board」が由来とされています。on-boardの元々の意味は、船や飛行機への搭乗です。この言葉から派生して、新たな乗組員が現場に慣れるようサポートをするという意味になり、ビジネスの場に持ち込まれ、現在のような新入社員のサポートする教育プログラムを指すようになりました。

言葉の由来から分かるように、オンボーディングは欧米で行われていたことですが、飲み会で新入社員と親睦を深める、担当スタッフが新入社員をサポートするなど、日本の会社で以前から行われていた仕組みの中には、オンボーディングの一種と考えられるものもあります。そのため、オンボーディングという言葉には馴染みが無くても、中身に関しては馴染みのあることも多いでしょう。

オンボーディングのメリット

オンボーディングの実施は、会社だけではなく、そこで働く社員にとってもメリットのあることです。オンボーディングのメリットは、いくつかありますが、ここでは、「新入社員をすぐに戦力にできる」「新入社員の離職を防げる」の2つをご紹介します。

新入社員の即戦力化
まず一つ目のメリットは、新入社員を早い段階で戦力にすることができることです。企業にとって、新入社員の教育に多くの時間をかけてしまうのは、よくないことです。なぜなら、研修中の間は、社員が生み出す利益よりも会社が賄うコストの方が大きく、赤字の状態であるからです。

オンボーディングを実施すれば、仕組化された教育プログラムにより、新入社員一人一人をしっかりサポートでき、すぐに一人立ちできるまでに育て上げることができます。これにより、教育にかかるコストが削減できます。

これは、中途採用者に関しても同様です。中途採用者の場合、即戦力を求めて採用活動を行いますが、高いスキルを要していたとしても、すぐに業務に移れるとは限りません。なぜなら、会社によって業務フローやルールが異なるからです。オンボーディングを行えば、中途採用者でもすぐに業務の流れを把握することができ、自身の持つパフォーマンスを最大限に発揮できることでしょう。

離職の防止
二つの目のメリットは、新入社員の離職を防げることです。企業は、社員一人を採用して育て上げるのに、莫大なコストをかけます。そのため、入社してすぐに離職されてしまうと、企業にとって大きな痛手です。

新入社員がすぐに離職してしまう原因のひとつha、人間関係によるものです。初めの段階で人間関係の構築に失敗してしまうと、職場に行くことが大きなストレスになり、最終的に仕事から離れてしまいます。

このような社員を減らすためには、良好な人間関係を築ける環境を作ることが重要です。オンボーディングで新入社員と同僚、先輩との交流しやすい仕組みを取り入れば、誰でもすぐに職場に馴染めるようになり、社員の離職を防ぐことができます。

オンボーディングの施策

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オンボーディングでは、具体的にどのような取り組みを行えばよいのでしょうか。以下では、オンボーディングの施策を4つご紹介します。

オリエンテーション、研修の実施

入社したばかりの社員は、右も左も分からない状態であるので、一つ一つ丁寧に会社のことを教えていく必要があります。そこで行うのがオリエンテーションと研修です。

オリエンテーションや研修では、会社が行っていること、各部署が行っていることなど、会社全体に関する説明から、個々人が取り組むべき仕事、営業目標などを伝えるとよいでしょう。会社に入社した後では、周りの業務で手がいっぱいになり、なかなか会社全体を知る機会はありません。会社を知ることは、帰属意識を向上に繋がるため、ぜひ実践してください。

メンター制度の導入

メンター制度とは、新入社員の指導を行う先輩社員を指定する仕組みです。

先輩社員が質問や損談を受ける役割になれば、立場や年齢などが近い分、気軽に質問ができるようになり、業務がスムーズに進行します。

歓迎会の実施

歓迎会は、新入社員との親睦を深めるのにとても役立ちます。歓迎会を行うと、自分は歓迎されているという気持ちになり、新入社員にとって居心地のよい環境を構築できます。

また、歓迎会を行うことで、普段会話できない人と話すことができるというメリットもあります。勤務時間内は自分の仕事で手がいっぱいで、同じ部署にいるのにも関わらず、ほとんど話したことがないという人も意外といるものです。そのような方々と話すことで、職場がより一層居心地のよい空間になることでしょう。

質問窓口の設置

勤務時間内であればいつでも質問できるような質問窓口を設置しておくのもよい施策です。基本的に、質問や相談は上司やメンターに行うものですが、場合によっては彼らが不在で質問できないこともあります。

このような状況になると、新入社員はどうすることもできなくなるので、いつでも相談できる窓口があると、安心です。

オンボーディングをする上でのポイント

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オンボーディングを行っても必ずしも新入社員がすぐに戦力になるとは限りません。以下では、オンボーディングを導入する際に行うべき3つのことをご紹介します。

課題の明確化

オンボーディングでいくら手厚くサポートしても、新入社員が仕事に魅力ややりがいを感じていなければ離職を防ぐことは困難です。そのため、オンボーディングを導入する際は、何故離職したのか、何が行けなかったのかと課題を明確化していくことが重要になります。

受け入れ側への周知

オンボーディングの仕組みが導入されたとしても、受け入れ側、つまり既存の社員に上手く周知がなされていなければ、あまり効果は期待できません。

社員達には、オンボーディングの目的や取り組むべきことをしっかりと伝えることはもちろんのこと、上手く仕組みが動いているのか適宜チェックしていくことも重要でしょう。

採用基準の明確化

オンボーディングをしても、採用した社員に適性が無ければ、戦力になるまで多くの時間を要してしまいます。このようなミスを防ぐためには、どのような人材が欲しいのかをよく考え、採用基準を明確化することが大切です。

企業を成長させるためには人が重要

会社が上手く回すためには、良好な人間関係を構築することが必要不可欠です。オンボーディングを行うと、新入社員はもちろんのこと、既にいる社員同士でもコミュニケーションを行う機会が増え、会社全体に活気が生まれます。よい職場環境を築くためにも、ぜひオンボーディングに取り組んでみてください。

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