導入事例

株式会社アドイン研究所

ゼロからのスタート、 「Pマーク」取得で従業員の意識改革へ貢献。

株式会社アドイン研究所 取締役 システム開発部 部長 鷺谷光輝様 システム開発部 医療画像グループ 主任技師 井上和治様

「時代を動かす次世代AIテクノロジー」

株式会社アドイン研究所様は受託から新規のオリジナル製品まで担う、ソフトウエア開発の企業だ。医療関係のソフトウエアから森林事業、セキュリティのシステム開発の3つを大きな事業内容に掲げている。

次なる時代のイノベーションのために、独自のAI、ファジィニューロ技術を駆使した次世代AI、「AI(アドイン)=Advanced Intelligence」を活用し、すべての人にとって”使いやすく、安心できる”幅広い技術、製品の開発に挑み続ける。ということが株式会社アドイン研究所様の企業コンセプトになっているという。

今回は、セキュリティへの知識が全くないゼロスタートの会社も対象としているプライバシーマーク(以下、Pマーク)の取得、コンサルティングサービスを利用したことによる変化についてお話を伺った。

企業名

株式会社アドイン研究所

URL

取締役 システム開発部 部長 鷺谷光輝様
システム開発部 医療画像グループ 主任技師 井上和治様

導入商品・サービス

  • プライバシーマーク更新支援

Pマーク取得の背景と課題

取締役 システム開発部 部長 鷺谷光輝様
取締役 システム開発部 部長 鷺谷光輝様

同社はPマークを2019年1月10日に取得し、今後は、新規格(JIS Q 15001:2017)への移行に向け体制を構築している。 ここでは同社がPマーク取得を決意した背景や課題を紹介。会社規模の拡大に伴い、セキュリティへの意識をPマークという規格に沿った「形」にしていきたかったという。

鷺谷様:
従業員の規模も大きくなり、会社としてセキュリティ意識を浸透させたいという課題がありました。私が入社したタイミングでは仕事の情報がどこにあるか、ネットワークがどうなっているのかもわからない状態。それこそ何もないような状況だったので、そういった状況を一つでも改善できればいいなということで、Pマークという話が出てきたんです。

しかしセキュリティやPマーク取得への知識がなく、具体的にPマークという取り決めの枠の中でどういうことをやればいいのか、ルールがいまいちわからなかったんです。セキュリティルールが個人の意識レベルでの内容でした。若い方の中にはセキュリティに関する意識があまりない方が入ってきたりと、会社として組織としてセキュリティへのルールを作りたく、Pマーク取得を決断したんです。

日本パープルから受けたサービス内容

システム開発部 医療画像グループ 主任技師 井上和治様

システム開発部 医療画像グループ 主任技師 井上和治様

40年以上の実績をもとにしたアドバイスやコンサルティング、セキュリティへの管理規程の作成をサポート。

井上様:
基本的には、我々に一般的なPマークに関する知識がないので、何も知らない状況から手取り足取り教えていただき、規程のたたき台を作っていただきました。

それをベースに、他にも色々と資料をいただいて、個人情報をどうまとめていけばよいのか、国として保護しているもの、規定しているものはどういうものなのかということを教えていただきました。

あとは各会社によって若干違ってくるので、弊社の場合はこういう風に管理しているが、どういう風にすればよいか、ということに関しては過去の事例をもとにアドバイスいただけました。

サービスご利用後の改善結果

「Pマークの取得」がゴールではなく、実際に従業員の行動や意識にはどのような変化があったのだろうか。

管理規程が従業員の行動に反映されている

井上様:
大幅細かいところでいうと、今まではお客様が来ても各部屋素通りで、ドアも開けっ放しでした。それを「入室管理」という形で、部屋への出入り時にはチェックシートへの記入を徹底するようになりました。またPマーク取得以前はデスクに高く積み上がっていた書類も、現在ではだいぶ少なくなっており、コンサルいただいた成果を実感しています。

Pマークを取得したというのがみんなの意識の中にあるので「これはPマーク的にどうですか?」という質問も増えてきました。セキュリティ・個人情報に関する規程がなかったサービス導入前と比べると、大きな変化です。

意識・行動レベルで改善の効果を実感

鷺谷様:
そもそもうちがPマークを取得できる会社だと思っていませんでした。全体のセキュリティ意識の低さやデスク周りを整理整頓できていなかったり。パープルさんのコンサルティングや研修を通じて、「書類を机の上に置いておかない、ノートパソコンをおかない」といったクリアデスクの徹底や、「鍵を付ける」というような意識が各メンバーで浸透してきています。以前は部屋に「鍵はついていたが開けっ放し」だった点も、現在は施錠への意識が高まり、セキュリティ面で断然良くなったのではないかと思っています。

「手厚い支援から段階的に自走していきたい」

井上様:
会社の規模も規模なので、できるところは支援を頂いたほうが良いのかなと個人的には思っています。エンジニアには仕事させてあげたほうがパフォーマンスもあがりますし。しかし会社が大きくなってきてある程度専任に近い人が作れるようになったら、パープルさんからの支援の割合を少しずつこっちに引き寄せていって、自走していければと思います 。