導入事例

有限会社クローラ

炎上を未然に防ぐ。 クローラ様の情報セキュリティ教育研修活用法

有限会社クローラ  代表取締役 伊藤元様 プレス 増野あゆむ様

フリーのビューティーアーティストが活躍できる場を

有限会社クローラ様はフリーで活躍するヘアメイクアップアーティストやスタイリストのマネジメント、ヘアサロンの運営、化粧品の製造・販売などを展開している企業だ。代表取締役・伊藤様の「フリーで活躍するビューティアーティストたちがより自由に、自分らしく活動できる場を提供したい」という思いにより、2001年に設立された。

サービス業であるヘアサロンは、飲食店などと同様、顧客とプライベートな会話も交わされる機会の多い場だ。だからこそ、従業員は個人情報の保護やSNSの利用に注意しなければならない。今回は従業員へのコンプライアンス意識向上と浸透を目的とした、教育研修を利用したことによる変化についてお話を伺った。

企業名

有限会社クローラ

URL

代表取締役 伊藤元様
プレス 増野あゆむ様

導入商品・サービス

  • 情報セキュリティ教育・研修

教育研修を導入した背景

従業員によるSNS投稿が発端となり、社会的なバッシング、いわゆる炎上が問題となるニュースが増えた。

代表取締役 伊藤元様
代表取締役 伊藤元様

伊藤様:
私達はお客様商売なので、お客様の個人情報の流出は絶対にあってはなりません。ただ、私 達の美容室は芸能人などにもご利用いただいているサロンなので、つい一緒に写真を撮りSNSに 投稿してしまった事例がありました。こんなお客様が来てくれたと一言いうと、それを見て来てくださるお客様もいるので、昔はよくやっていたことだったのです。

しかし、今はそれをやってはいけない時代。個人にはOKと言われても、芸能事務所から許 可がない限り投稿は出きません。とはいえSNSの利用は個人の自由なので、私達の手に負えない部分があり、幾度か肝を冷やす場面がありました。

教育研修はどのような効果があったのか

コンプライアンス意識の醸成は一筋縄ではいかない。クローラ様が教育研修を導入するまでに、どういった経緯があったのだろうか。

プレス 増野あゆむ様
プレス 増野あゆむ様

増野様:
美容師の中には、自分が発信しているSNSは友達だけが見ていると勘違いしている人が少なくありません。非公開(※知り合い以外に投稿を見られないようにする設定)にしていないにも関わらず、芸能事務所のスタッフも含め、不特定多数の誰かに見られているという危機感が足りていませんでした。

運営側が当たり前だと思っていることが美容師に伝わっていない。こちらでも何度もSNSの取り扱いについて発信しました。しかし、みんな事の重大さがわからないままだったんです。

現場も運営もコンプライアンスの徹底を

伊藤様:
そこで、専門家の方に話していただくほうが説得力が出るのではないかと考えたんです。また、現場でも運営でも、どの情報は出して良くてどれがダメなのか、ボーダーラインがわからず、説明しようにも伝え方がわからない状態でした。そこからコンプライアンスの徹底をどうやったら良いのかという点を含めて教育研修をお願いしました。

飽きない研修内容

増野様:
まず自分たちのところに来てくれるというのがとても良かったです。美容院は土日休みではなく、休みを取るのもバラバラなので、みんなが一斉にどこかに出向くというのは難しい。お店を開店する前の1時間でやっていただけるため、従業員が集中して聞ける点もすごく助かっています。また決まった形式ではなく、ワーキングやSNS事情などを盛り込んだり、こちらの要望を汲み取った内容を提供していただけているので、とても満足しています。

SNSが普及した時代だからこそ、定期的な研修が必要

研修は定期的に行うからこそ意味がある。その理由をクローラ様に語っていただいた。

伊藤様:
SNSがこれだけ発達しているので、一度炎上してしまうと止まらない環境がずっと続く。だからこそ定期的に教育研修を活用したいですし、私達自身でもコンプライアンス意識を浸透させていければと思います。

増野様:
ここ数年でいくつものSNSが急激に普及しているので、今後も新しいSNSが流行るかもしれません。その際にコンプライアンスや個人情報の新たな課題や問題が出てくると思うので、これからも継続的に情報を仕入れていきたいです。