導入事例

CO2排出抑制に貢献できる点がメリット。自動検知と依頼・回収・機密保持・スペース削減――求める要件すべてが揃う

河淳株式会社https://www.kawajun.co.jp/
人事・総務本部 総務 リーダー 高岩 正知 様
財務・経理本部 庶務 本間 めぐみ 様

高品質な備品や家具を製造・販売。小売から医療機関、ホテルなど様々な業界の空間づくりをサポート。一般消費者向けには、インテリアショップ「KEYUCA」を運営

河淳株式会社は、建築用金属部品の製造、商業用家具の販売、インテリアショップや洋菓子店の運営など、多彩な事業を展開する企業である。同社は、7つの事業部で構成され、うち6事業部が法人向け、1事業部が一般消費者向け事業を担う。

法人向け事業では、小売業の売場にある商品陳列棚や販促備品を提供するリテールソリューション事業から、医療機関、ホテル、公共空間向けに家具や備品を提供する事業まで、対象範囲は幅広い。創業以来、顧客ニーズを起点とした高品質な製品づくりを重視し、国内外に広がる企画・製造・販売ネットワークを有している。

一般消費者向け事業では、全国に105店舗(2025年11月時点)を展開するインテリアショップ「KEYUCA」を運営し、機能とデザインを両立した暮らしを提案している。

同社は、2023年8月にSmart 保護くんを導入。今回、人事・総務本部 総務 リーダーの高岩 正知 様に、Smart保護くんを採用した経緯や利用の感想などを伺った。

導入商品・サービス

  • 機密抹消
  • Smart保護くん(スマートまもるくん)

段ボール回収とシュレッダーは、業務効率やセキュリティ面で課題。SDGsの観点からも何かできないか模索

サービスをご検討いただくきっかけなどございましたらお聞かせください。また、それまで発生していた問題点や課題をお聞かせください。

保護くんの導入前、弊社は段ボール回収・溶解処理とシュレッダーを併用しており、どちらを使うかは従業員の判断に任せておりました。

段ボール回収については、適当に集めた段ボールに廃棄書類を詰めて、ある程度溜まると我々が回収業者に連絡して、溶解処理していただいていました。やはり、段ボールだと回収されるまで中身を見ることができたので、機密性の観点で課題がありました。

加えて、我々がその都度回収依頼の連絡をしていましたので、手間がかかっていました。それに、ただ経費をかけて紙を回収してもらっているだけという状態に課題感がありましたね。

一方のシュレッダーについても、処理と清掃・メンテナンスが煩わしい状況でした。

当時、私は総務に異動となり、同時にSDGsの担当にもなりました。ですので、SDGsに貢献するという観点から、何かできることはないか模索していました。

機密処理についても、回収依頼の手間などを解消できないかという観点と、紙を活かせる形はないかという観点で、適したサービスを探し始めました。WEB検索をしているうちに、自動検知・回収・機密保持・場所をとらない・CO2排出抑制量算出、という理想的な仕組みを持ったサービスを日本パープル様が提供していることを知り、早速問い合わせをしたのがきっかけです。

自動検知と依頼・回収・機密保持・スペース削減・CO2排出抑制とその量の算出。すべての要件が揃う

サービス導入に至った決め手をお聞かせください。

先ほど述べた我々が求める要件をすべて満たしているのが、保護くんでした。我々が調べた中では、回収だけ行っている・CO2排出削減量を算出してくれるなど、個々の要件を満たしているサービスはありましたが、Smart保護くんはそれらがすべて揃っているという点で、決定打となりました。逆に申し上げると、どれか一つでも欠けていると決め手としては弱かったのではないかと思います。

内部で検討する際には現状の費用との比較表を作成し、費用対効果でメリットが出ることを証明し、導入決定に至りました。

CO2排出抑制量の算出で、外部コミュニケーションができている

サービスご利用後のご感想や導入効果をお聞かせください。

結論から申し上げますと、想定していた通りの運用で機密処理業務の削減ができ、またCO2排出抑制量を弊社コーポレートサイトで掲示することができ、良いことづくめですね。このCO2排出抑制量や森林伐採抑制量が明確に算出できる点は、対外的な効果として最もメリットが大きいと感じております。

CO2排出抑制量を月次で公表している。(写真:河淳株式会社公式ウェブサイト https://www.kawajun.co.jp/sustainability/

一度、保護くんに機密書類を投入すると取り出せない点は、機密性の面でメリットだと感じています。それに加えて、これまでオフィスでは、段ボールを横に広げて数個設置していたフロアもあったのですが、そのスペースを保護くん1台分に削減できたので、それも嬉しい点です。

保護くんへの移行はスムーズで、現在のところ従業員からクレームはありません。今は本社のみで導入していますが、費用対効果が見込めれば、他の拠点でも導入したほうがいいのではないかと思っているところです。

新規事業やKEYUCA拡大に注力。引き続きSDGsにも取り組んでいく

貴社での今後のお取り組み等ございましたらお聞かせください。

SDGsについては、内容を精査しながら引き続き取り組んでまいります。今後の弊社の注力分野については、それぞれ事業部で描いているところではありますが、たとえば立ち上げて間もないパブリックファニチャーインターナショナル事業部の拡大や、KEYUCAの店舗をさらに増やして、認知度を高めていくことなどに注力したいと思います。