2025年7月30日物品保管

引っ越しやオフィス移転で役立つ!一時預かりサービスの種類とメリットとは


オフィスの引っ越しや移転には、スケジュール調整やレイアウト変更、業務の中断など多くの課題がつきものです。なかでも「荷物を一時的にどこに置いておくか」という保管の問題は、多くの法人が直面する悩みのひとつです。
新オフィスの準備が整う前に荷物を移動しなければならない場面や、不要な備品を一時的に外に出してスペースを確保したいケースなど、一時預かりのニーズは年々高まっています。
今回の記事では、そうしたオフィス移転時に活用できる「一時預かりサービス」の種類や特徴、利用のメリットについて詳しく解説します。
企業のスムーズな移転・再始動のために、最適な選択肢を見つけましょう。

引っ越しの荷物の一時預かりができるサービス


オフィス移転や引っ越しでは、新しい拠点の準備が整うまでに時間がかかることがあります。そんなときに便利なのが「一時預かりサービス」です。さまざまな事業者が提供する保管サービスがありますが、それぞれサービス形態や特徴が異なります。

引っ越し業者の荷物一時預かりサービス

多くの引っ越し業者では、荷物を一時的に預かるサービスを用意しており、個人・法人を問わず利用されています。引っ越しの流れの中で自然に組み込めるため、荷物の扱いに手間取ることなく、移転作業を円滑に進めやすくなります。

レンタル倉庫や宅配収納サービス

荷物を一定期間、指定倉庫に預けられるのがレンタル倉庫や宅配収納サービスです。自分で倉庫に搬入するタイプと、業者が引き取り・配送を行う宅配型があります。保管内容に応じた柔軟な利用が可能です。

トランクルーム

トランクルームは個人・法人問わずよく利用される定番の保管サービスです。都市部を中心に多くの施設が展開されており、空調・セキュリティが整った屋内型から、アクセスしやすい屋外型、さらには宅配対応のタイプも登場しています。

引っ越し業者の荷物一時預かりの特徴やメリット・デメリット

引っ越し業者の一時預かりサービスは、他の保管サービスとは異なる特徴があります。
ここでは、その具体的な内容と、利用する際の利点・注意点について見ていきましょう。

特徴

引っ越し業者の一時預かりサービスは、引っ越しサービスとセットで利用できることが多く、特に短期間の利用に適しています。荷物の移動から保管までを一括して任せられるため、手間がかかりにくいのが特徴です。

メリット

メリットとしては、手続きがシンプルでスケジュール調整がしやすい点が挙げられます。大型の什器や重量物も引っ越しのタイミングでまとめて預けられるため、運搬と保管を一元化でき、全体の作業負担を軽減できます。

デメリット

一方でデメリットとしては、保管期間が限定的な場合が多いこと、長期保管になるとコストが高くなることがある点が挙げられます。
また、倉庫の環境(空調や湿度管理など)は業者によって異なるため、事前に確認しておくことが重要です。

レンタル倉庫や宅配収納サービスの特徴やメリット・デメリット

企業や個人の利用者によっては、長期間にわたって荷物を保管したい場合や、定期的に出し入れをしたい場合もあります。こうしたニーズに応えるのが、レンタル倉庫や宅配収納サービスです。

特徴

レンタル倉庫や宅配収納サービスは、荷物をサービス提供事業者が自社で保有する倉庫や提携している共有倉庫で保管するサービスです。宅配収納の場合は業者が荷物の集荷や配送も担当するため、自分で倉庫に運び込む必要がありません。契約期間や保管容量も比較的柔軟に設定でき、さまざまな利用ニーズに対応しています。

メリット

レンタル倉庫や宅配収納サービスのメリットは、長期間の利用でもコストパフォーマンスが良く、ウェブ上で在庫の管理や入出庫の依頼ができる便利さがあることです。また、サービスによっては複数の保管場所に荷物を分散できるものもあり、災害対策としても活用できる点が魅力です。

デメリット

レンタル倉庫や宅配収納サービスでは、荷物の出し入れに時間がかかることがあります。これは、倉庫が遠方にある場合や、荷物の集荷や配送に業者のスケジュール調整が必要なためです。そのため、依頼から荷物の引き取りや配送までに数日から一週間程度のタイムラグが生じることもあります。また、繁忙期や交通状況によってはさらに遅延が発生する可能性もあります。そのため、急な荷物の出し入れや頻繁なアクセスには不向きな側面があります。
さらに、宅配型の場合は実際の保管場所を利用者自身が確認できないため、預けた荷物の状態が見えづらいという不安も残ります。加えて、契約内容によっては最低利用期間が設けられていたり、途中解約に手数料がかかる場合もあるため、申し込み前に利用条件をよく確認することが大切です。

トランクルームの特徴やメリット


トランクルームは、柔軟に使える荷物保管スペースとして人気があります。月単位で契約できる気軽さや、選べる保管環境の幅広さから、引っ越し時の一時預かりはもちろん、趣味の道具や季節家電の収納など、さまざまな場面で活用されています。サービス内容や料金、施設の立地によって適した使い方が異なるため、自分の目的に合ったタイプを選ぶことが重要です。

特徴

トランクルームは、都市部を中心に多くの拠点があり、利用者のニーズに応じて屋内型・屋外型・宅配型など豊富な種類から選べる保管サービスです。
契約は一般的に1ヶ月単位で、必要な期間だけ気軽に利用できるのが特徴です。

メリット

メリットとしては、24時間出し入れ可能な施設が多く自由度が高いこと、空調管理が整った屋内型のトランクルームなら書類や精密機器なども安心して保管できることが挙げられます。また、必要な分だけスペースを借りられるため、無駄なコストを抑えられる点もポイントです。

デメリット

トランクルームの利用には自分で荷物を運び込む必要がある場合が多く、特に大型の荷物は手間がかかります。人気のあるエリアでは料金が高めに設定されていることもあり、セキュリティや管理体制は施設ごとに差があるため、利用前にしっかり確認することが重要です。

トランクルームの種類

トランクルームと一口にいっても、利用スタイルや保管ニーズに応じてさまざまなタイプがあります。ここでは代表的な3種類について紹介します。

屋外型

コンテナや倉庫を敷地に設置したタイプで、車を横づけして荷物の積み下ろしができるため、運搬のしやすさという点で高い利便性があります。特に重い荷物や大きな荷物を頻繁に出し入れする場合に便利です。
ただし、屋根付きであっても外気の影響を受けやすく、温度や湿度に弱い物品の保管には注意が必要です。

屋内型

ビル内などに設置されており、空調や防犯設備が整っていることが多いのが特徴です。書類や電子機器など、保管環境に気を遣う荷物を預ける際の利用に向いています。

宅配型

荷物の集荷・配送をすべて業者に任せることが可能な宅配型トランクルームは、現地に出向く必要がなく、スマートフォンやPCから依頼するだけで、自宅やオフィスとトランクルーム間の荷物の出し入れが可能です。アクセスのよい場所に施設がない場合や、多忙で時間のとれない方には特に便利です。
空調管理やセキュリティが整った環境で保管されるサービスもあり、屋内型の安心感もあわせ持っています。また、屋外型のように大型荷物を自身で運び込む手間がなく、両者の“いいとこ取り”を実現したバランスのよいタイプといえるでしょう。

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一時預かりサービスを利用する際の注意点


一時預かりサービスを利用する際には、ただ荷物を預けられるかどうかだけでなく、「どのくらいの期間」「どのくらいの費用」「どんな環境で」「どれだけ自由に出し入れできるか」など、実際の運用面も踏まえて検討することが重要です。
ここでは、特に注意したい4つの観点から解説します。

保管期間

多くのサービスでは、最低利用期間が設けられています。たとえば1ヶ月単位の契約が基本で、短期間だけ預けたい場合でも1ヶ月分の料金がかかるケースが一般的です。また、逆に長期間の保管を希望する場合は、更新条件や契約期間に制限があるサービスもあるため、事前に確認しておくと安心です。急な延長が必要になった場合に対応してもらえるかどうかも、チェックしておきたいポイントです。

費用

サービスによって料金体系はさまざまですが、月額利用料のほかに、初期費用や契約手数料、解約時の手数料などが発生することもあります。

なかには、実際の保管量や期間、利用目的に応じた柔軟なプランを個別に案内しているサービスもあります。こうしたケースでは、問い合わせや見積もりを通じて自分に合った最適な条件を確認することが大切です。

また、キャンペーンや法人向けのプランによって初期費用が抑えられることもあるため、利用目的や期間に応じて複数のサービスを比較検討するとよいでしょう。

保管環境・セキュリティ

預ける荷物の種類によっては、保管環境やセキュリティの質が重要になります。たとえば書類や精密機器、季節家電などは、温度や湿度の管理がされている空調付き施設の方が安心です。また、24時間監視カメラや入退室管理など、セキュリティ体制もサービスによって大きく異なります。施設見学が可能なサービスであれば、契約前に確認しておくのもおすすめです。

預けやすさ・取り出しやすさ

荷物の預け入れや取り出しがしやすいかどうかは、日常的に使う上での満足度に大きく影響する重要な要素です。

屋外型と屋内型では、利用可能な時間帯(施設の開閉時間)や、搬入出の手段(車の横づけが可能かどうか、台車やエレベーターの有無など)に差があります。たとえば、重い荷物を頻繁に出し入れしたい場合は、車で直接乗り入れできる屋外型が便利です。
宅配型は、自宅やオフィスと保管施設の間で荷物を配送してくれるため移動の手間がなく、時間がない方にとって大きな利点となります。ただし、即日の出し入れには対応していないことも多く、急な利用には不向きな場面もあるため、使い方に応じた選択が求められます。

まとめ


引っ越しや移転の際に利用できる荷物の一時預かりサービスは、それぞれ特徴やメリット・デメリットがあります。
引っ越し業者の一時預かりは手間が少なく短期利用に適しており、レンタル倉庫や宅配収納サービスは長期保管や分散管理に便利です。トランクルームは利用シーンに応じた多様な種類と柔軟な契約形態があり、ニーズに合わせた最適な選択が可能です。

利用にあたっては、保管期間や費用、保管環境、セキュリティ、そして預けやすさ・取り出しやすさといったポイントをしっかり確認し、自分の状況に合ったサービスを選ぶことが大切です。これらのポイントを踏まえ、スムーズな引っ越しや移転を実現しましょう。

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