
医療介護施設向けベッドの修理点検、アフターサービスなど医療介護事業をサポート
パラテクノ株式会社は、2002年7月にパラマウントベッド製品のメンテナンスサービス会社として設立された。経営方針に、「私たちパラテクノは、最適な療養環境づくりのため、なくてはならない存在になることを目指します」を掲げる。現在は、全国10拠点のネットワークを活用し、医療介護事業をサポートする。医療または介護施設向けベッドの修理点検、修理部品の販売、病院常駐型の保守サービス、病院向け機器のリースやレンタルなど、多様なサービスを展開している。
同社のプライバシーマーク(以下、Pマーク)取得に向けて、弊社のPマーク取得支援コンサルティングをご利用いただき、集合研修・内部監査代行・内部監査員教育も実施した。
導入商品・サービス
- プライバシーマークコンサルティング
組織として、一貫した個人情報保護の方針と仕組みづくりの必要性を感じた
緒方様:
弊社では、個人情報を取り扱う業務の増加に伴い、事故リスクを下げるために、個人情報保護体制の強化を図ることになりました。そこで、社内全体で知識の底上げを図るべくPマーク取得を目指そうということになりましたが、いざ始めてみると、社内には専門的な知識やノウハウを持った人材が十分存在するとはいえない状況でした。何から始めればよいか、どのように進めばよいか検討を重ねるなか、先行してPマークを取得していたグループ会社からコンサルティングサービスの存在を教えてもらったことが、サービス導入を検討するきっかけとなりました。
樋口様:
総務機能も含め、弊社の医療機関向けのサポート業務は多岐にわたっております。これらの業務の拡大によって個人情報の取扱いが増加していったという背景があります。個人情報マネジメントシステム(以下、PMS)導入前は、情報管理に関する明確なルールや統一された運用がありませんでした。ですので、個々の社員の認識や判断に委ねられていたので、対応のばらつきのリスクに不安がありました。社員からも「これで合っているのか」という問い合わせが入ることがあり、組織として一貫した方針と仕組みづくりが必要だと感じていました。
弊社の要望や考え方を尊重し、寄り添っていただけるという印象を持った
緒方様:
サービス導入検討の際に複数の会社からご提案をいただきました。価格面だけではなく様々な観点で比較検討を行い、最終的に日本パープルさんへ依頼させていただくことになりました。
弊社では日本パープルさんが提供する機密処理サービス「保護くん」を導入しており、取引実績があった点もございます。加えて、他社と比べて弊社の要望や考え方を尊重していただいて、Pマーク取得からPMS運用まで幅広い範囲において、寄り添っていただける企業だという印象を持ったのが、採用の決め手になりました。
「時には弊社のことを社員以上に理解いただき、社内の人と同じような感覚で相談できた」結果、業務の品質向上につながった。
樋口様:
まず私たちの業務を本当に細かく把握されていて、時には私たち社員以上に業務の変化などを理解していただいているのを感じました。
その上でのアドバイスは大変助かっています。また、相談事に対して、他社の事例や関連法令を即座に提示していただくことが多く、コンサルタントの対応の迅速さや知識量の多さに驚かされました。
結果的に、個人情報保護の意識が高まってきて、リスクを考えて行動する姿勢が社内に定着してきたように感じます。Pマークの取得が業務の品質向上の大きなきっかけになったのではないでしょうか。
緒方様:
コンサルタントの対応のスピードはもちろん、質問に的確に回答いただき、弊社に寄り添っていただいていると感じます。社内の人と話しているような感覚で相談できており、すごくありがたい点です。これはお世辞ではなく、本音で話しても大丈夫だという安心感のもとで相談していたので、日本パープルさんのサービスを採用させていただいたことは間違っていなかったと考えているところです。
内部監査実施の際、監査員が足りなくなるかもしれないという事態が発生しました。その際、コンサルタントの方ができる限り協力すると申し出てくれました。そういったことも含めて、幅広く手厚くサポートしてくれています。
高橋様:
樋口からも申し上げましたが、弊社の変化を本当に細かく記憶していただいています。
また、現場の活動と法律の間で、どこに落とし所を見つけたらよいか試行錯誤していることに理解をいただいたのも、共感を得ることができた点です。
情報を取り巻く変化にスピーディに適切に対応していく
高橋様:
Pマークを取得したことで、お客様の安心感を高められたと自負しています。ただ、情報を取り巻く環境は本当に早く、いかにスピーディに適切に対応していくかが課題だと感じています。そこで、情報リテラシーを高める社員研修を定期的に実施してまいります。
また、社内外の変化に応じた、PDCAサイクルによる改善活動を継続的に行います。こうした内部施策によって、お客様の信頼をさらに獲得していきたいと考えています。


