トランクルームとは? レンタル倉庫との違いやそれぞれのメリット・デメリットもあわせて解説


物品の保管場所として、トランクルームやレンタル倉庫は近年需要が高まっています。サービスによって内容や名称も様々なので、実際どれがどのようなサービスなのか理解しきれないという方も多いのではないでしょうか。今回は、レンタル倉庫とトランクルームの違いやメリット・デメリットを解説し、法人におすすめのサービスをご紹介します。

トランクルームとは?


大きな倉庫・場所を区切って、複数の依頼者の荷物を保管するサービスです。倉庫業法で規制されており、国土交通省に登録をしている業者のみが営業することができます。委託契約となるため、中にある荷物の出し入れや管理は業者が行います。

屋外型トランクルーム

屋外型トランクルームは、空き地など屋外に設置されているタイプです。
サイズは大きめに設定されていることが多く、大きな荷物を保管することができます。敷地内には車で乗り入れることができるので、荷物の出し入れを容易に行うことが可能です。監視カメラなどは設置されていますが、他のタイプと比較するとセキュリティ対策が不十分な面もあり、利用者自身でセキュリティ対策を講じるなどの工夫も求められます。

屋内型トランクルーム

屋内型トランクルームは、マンションの敷地内など屋内に設置されているタイプです。
屋外型と比較するとセキュリティ対策が充実しているタイプが多く、監視カメラの他に防犯センサーや専門スタッフの巡回などもあります。また、空調設備が整っているタイプが多く、温度や湿度の変化に敏感な物でも安心して保管することができます。

宅配型トランクルーム

宅配型トランクルームは、荷物の搬入や搬出を業者が代わりに行ってくれるタイプです。
少量の荷物や規模の小さい荷物でも預けやすいため、近年人気のサービスとなっています。利用者が荷物の出し入れの手間を省くことができる点が、大きなメリットです。荷物は専用のトランクルームで保管され、荷物が必要になった時は宅配便で郵送してもらう、というシステムになっています。オフィスや自宅、イベントやセミナーの会場など、その時に必要な場所に郵送してもらうことができるので、非常に便利です。

レンタル倉庫とは?


倉庫や場所全体を同一の人に貸し出すサービスです。賃貸借契約を結ぶので、不動産で部屋を借りるようなイメージだと捉えてください。借主による倉庫内の使い方も自由ですが、法律によって保管できないものもあります。
中に置いてある荷物に関して貸主は責任を負わないという契約がほとんどです。よって保管した荷物の責任は借主が負います。決まった名称が定まっておらず、「貸倉庫」や「レンタル収納」など、様々な名称で営業している業者があります。

一般倉庫

一般倉庫とは、自社の荷物を保管することを目的としている倉庫です。
自社で製造した商品の保管や、販売の拠点とするためなどに利用され、自社の敷地内に設置されていることが多いです。

貸しコンテナ

貸しコンテナは「レンタルコンテナ」や「レンタルボックス」などと呼ばれ、収納スペースとして貸し出されるコンテナです。
サイズは様々なタイプがありますので、小さい荷物から大きい荷物まで、幅広く保管することができます。大きいサイズであれば、自転車やバイクを預けることもできます。

トランクルームのメリット


トランクルームのメリットとしては、環境面やセキュリティに関する点が挙げられます、
メリットの具体的な内容について、以下で見ていきましょう。

空調など室内環境が整備されている

トランクルームには空調などが設置されているタイプも多く、室内環境が整備されています。
適切な温度や湿度が保たれていれば、デリケートな物でも預けることができます。

セキュリティ対策がなされている

監視カメラや防犯センサーなど、セキュリティ対策が講じられているトランクルームが多いです。
特に屋内型はセキュリティ対策が充実しており、専門のスタッフによる定期的な巡回が行われる場合もあります。

プランが豊富

トランクルームには様々なプランがあり、屋外型や屋内型、宅配型といったタイプを選ぶことができます。
他にも0.5帖や1帖など、保管場所の広さで料金が設定されているプラン、宅配型では専用ボックスのサイズで料金が決まるプランもあります。

安価なプランがあり気軽に始められる

初期費用が無料だったり、キャンペーンによって割引になったりと、安価なプランを選択することが可能です。
運営会社のホームページなどで、お得に利用できるプランを探してみましょう。

トランクルームのデメリット

トランクルームのデメリットとしては、荷物のサイズや出し入れの手間に関する点が挙げられます。
以下で、デメリットの具体的な内容について確認しましょう。

大型の荷物は不可の場合がある

トランクルームには大きな荷物を預けることも可能ですが、荷物の大きさによっては最大サイズであっても預けることができない場合もあります。
トランクルームの上限サイズを事前にチェックし、自身の荷物を保管することができるかどうか把握しておくことが重要です。

荷物の出し入れに申請が必要なケースがある

自由に荷物の出し入れを行うことができるというイメージがありますが、トランクルームによっては、出し入れに申請が必要なケースもあります。
事前に申請が必要かどうかは、契約前に確認しておきましょう。

業者の立ち合いが必要なケースがある

トランクルームによっては、荷物の出し入れに業者の立ち合いが必要なケースがあります。
利用者の中には、業者の立ち合いがあることで自分のペースで出し入れができず、不自由さを感じる方もいると思います。運営会社のホームページなどで、立ち合いが必要になるかどうかを事前に確認することをおすすめします。

レンタル倉庫のメリット


レンタル倉庫のメリットとしては、大量の荷物でも保管できる、出し入れが自由に行える、といった点が挙げられます。
以下で、レンタル倉庫のメリットについて詳しく見ていきましょう。

大量の荷物を預けることができる

レンタル倉庫であれば、大量の荷物を預けることができます。
トランクルームでは入りきらない量の荷物であっても、レンタル倉庫であれば保管できるケースもあります。

好きな時間に自分で出し入れできる

トランクルームと比較すると、自由に荷物の出し入れを行うことができます。
好きなタイミングで出し入れが可能なので、急に荷物が必要になった場合でも安心です。

保管方法を自由にできる

保管方法を自由にできるのも、レンタル倉庫の特徴です。
契約したスペースに合わせて、様々な方法で保管を行うことができます。

レンタル倉庫のデメリット

レンタル倉庫のデメリットとしては、保管環境や保障に関する点が挙げられます。
以下で、レンタル倉庫のデメリットについて確認しましょう。

荷物の保管に適した環境とは限らない

レンタル倉庫の環境が、必ずしも荷物の保管に適した環境とは限りません。
空調設備などが整っていない場合、温度や湿度の変化に弱い物の保管には向いていません。セキュリティ対策が不十分な場合、高価な物は盗難などの被害に遭うリスクが高くなります。

荷物の補償がない

レンタル倉庫は賃貸借契約であり、貸主は荷物に対して補償義務を負いません。
盗難や火災などで損害が発生したとしても補償は無いため、利用者側で防犯対策などを講じる必要があります。

契約時に保証人が必要な場合がある

契約の際に、保証人が必要になるケースがあります。
保証人を探すのに時間がかかることが想定される他に、保証人には金銭的・精神的な負担がかかる可能性もあります。

セキュリティ対策が不十分な場合がある

トランクルームと比較すると、セキュリティ対策が不十分と言えるタイプも少なくありません。
不十分だと感じた場合は、利用者側で独自に防犯対策を講じるなどの工夫が求められます。

トランクルームとレンタル倉庫どちら選ぶか決めるポイント


荷物を保管する時は、トランクルームとレンタル倉庫のどちらにすればいいのでしょうか。
選ぶ際のポイントについて以下で解説するので、参考にしてみてください。

荷物の種類や量

荷物の種類や量などは、どちらにするかを決めるポイントの1つになります。
大きな荷物や大量の物を保管する場合、トランクルームの上限サイズでも入りきらない可能性があります。その場合は、レンタル倉庫の方が向いています。
荷物に貴重品や高級品が含まれている場合、セキュリティ対策が充実しているトランクルームを選んだ方が良いと言えるでしょう。

利用頻度や期間

どのくらいの頻度や期間で利用するのかも、選ぶ際の参考になります。
利用頻度が高く、長期間利用することが想定される場合、自由に出し入れがしやすいレンタル倉庫の方が向いています。
一方で利用頻度が少なく、1ヶ月などの短期利用を想定している場合は、トランクルームの方がおすすめです。

料金や設備

料金や設備なども、決める際のポイントとして重要です。
レンタル倉庫は、トランクルームと比較すると料金を安く抑えることができます。保管する荷物の種類によっては、空調などの設備が必須になるケースもあります。その場合は、設備が整っているトランクルームを選んだ方が良いでしょう。

法人にはトランクルームがおすすめ

ここまでレンタル倉庫とトランクルームの違いを解説してきました。それぞれメリット・デメリットがありますが、法人の場合はトランクルームの利用をおすすめします。
なぜなら、企業には契約書や機密文書など社外秘のものが多く、安全に荷物を保管する必要があるためです。トランクルームであれば、荷物の保障義務がありますし、セキュリティ対策も講じられているため、安心して預けることが可能です。

セキュリティ面

セキュリティ面に関しては、トランクルームは非常に充実していると言えます、
盗難などの被害のリスクを低くするために、監視カメラや防犯センサー、スタッフの巡回などが行われています。貴重な物や高価な物なども、安心して預けることができます。

荷物の搬入

トランクルームの中でも宅配型の場合は、利用者の代わりに業者が荷物の搬入を行ってくれます。
荷物を取り出したい時は郵送で送ってくれるので、取り出しに行く必要もありません。利用者は保管する荷物を事前に準備しておくだけで良いので、非常に便利です。

料金や設備

少量、あるいは規模の小さい荷物であれば、小さいサイズのトランクルームで料金を安く抑えることができます。
お得に利用できるプランもあるので、大量の荷物や規模の大きい荷物であっても、安く利用することが可能です。トランクルームは空調などの設備があり、適切な保管環境が保たれています。温度や湿度の影響を受けやすいデリケートな物でも預けることができるので、預けられる荷物の種類の幅が広いです。

おすすめのトランクルーム

今回はそんなトランクルーム選びの悩みを全て解消した法人向け保管サービス「ストックマモル」をご紹介します。
※あわせて、個人向けサービスである「AZUKEL(アズケル)」も取り上げます。

法人向け:法人専用「ストックマモル」


専門スタッフが訪問し配送してくれる物品保管サービスです。できることは以下の4つ。

  1. 1. 預ける・・・配送の手配から回収まで行ってくれるので持込む手間が不要
  2. 2. 見る・・・預けている荷物を写真で撮影、採寸し、専用アカウントに登録してくれる
  3. 3. 送る・・・Webで出し入れの申請ができ、配送先も指定可能
  4. 4. 捨てる・・・機密物を安全に処理してくれる。システム上から廃棄の手配ができる。

保管庫は、大手警備会社による24時間監視で万全のセキュリティ体制が整っているため、企業の重要書類なども安心して預けることができます。

ストックマモルの詳細はこちら

個人向け:「AZUKEL(アズケル)」


「預けたモノをスマホで管理できる」保管サービスです。下記に4つの特徴を挙げます。

  1. 1. 段ボールひと箱から利用が可能。保管料金は月額400円からで、豊富なサイズプランも用意されている
  2. 2. スマホひとつで集荷からお届け依頼を操作。段ボールの中身を一つずつ写真に撮って採寸してくれる
  3. 3. 預け入れ時の送料は原則無料
  4. 4. 保管庫は有人かつ機械と監視カメラで24時間体制の最新セキュリティシステムあり

AZUKEL(AZUKEL)の詳細はこちら

セキュリティを意識するならトランクルームがおすすめ

法人が会社以外で荷物を保管する場合、保管先を選ぶポイントとして、セキュリティは間違いなく優先事項となるでしょう。自社の荷物を外部に委託して、他の業務に注力することができれば、業務効率の向上が期待できます。セキュリティを意識するなら、トランクルームの利用を検討することをおすすめします。
自社の状況を把握し、どのような荷物を保管する予定なのか、予算はどれくらいなのかを確認して、目的に合ったトランクルームを選ぶことが重要です。
今回の記事で紹介した内容を踏まえて、トランクルームを選ぶ際の参考にしていただければ幸いです。

おすすめのトランクルームはこちら

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