2019年4月24日お役立ち情報
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キャリアアップに最適! 人事・総務担当者におすすめの資格10選

人事・総務は、社内でも幅広い業務を担当する部署です。一人ですべての業務に精通することは難しいですが、自分なりの得意分野を見つければ、昇進や転職に一歩近づくことも夢ではありません。そこで今回は、人事・総務担当者ならぜひ取っておきたいおすすめ資格10選をご紹介します。

人事・総務担当者が取得を目指すべきおすすめ資格10選

1.労務管理士

労務管理士は、社内の人事や労働法に関する知識を問う民間資格です。労務や保険の実務を担当できる、社会保険労務士へ挑戦する前のステップアップとして受けることをおすすめします。

資格試験の合格率は公開されていませんが、20歳以上なら誰でも受験可能。専用の講座を受けてから試験へ望む形になるため、講座で学んだことを勉強していれば合格することは難しくないでしょう。

2.社会保険労務士

社会保険労務士は、労務や社会保険に関する書類を作ったり、関係機関へ提出したりできる労務の専門資格です。国家資格であり、毎年4万人から5万人前後が受験しています。学ぶべき範囲が広くて年に1回しか試験がない上、すべての科目で一定以上の点を取る必要があるため合格者は少ないです。

もっとも合格率が低かったのは平成27年の2.6%で、平成28年から平成30年にかけては4.4%、6.8%、6.3%とおおよそ6%前後で推移しています。

3.日商簿記検定

仕訳や勘定科目についてなど、税務や会計の基本を学ぶのが日商簿記検定です。発足からのべ2,600万人以上もの人が受験しており、初級、3級、2級、1級と順番に難しくなっていきます。2級までなら独学でも合格可能ですが、簿記1級の難易度は高く、合格率は10%前後です。

一般的には簿記2級以上で評価されることが多く、独学用のテキストも充実しているため、人事・総務担当者でまだ持っていない人は受験してみましょう。

4.メンタルヘルス・マネジメント検定試験

ストレスフルな現代社会で、社内に保有者がいると役立つ資格のひとつです。社員の精神状態やストレスなど心の問題に適切に対処するために必要な知識を学ぶことができます。検定はⅢ種、Ⅱ種、Ⅰ種の3種類があり、Ⅲ種のセルフケアコースの合格率は約70%から80%と非常に高いです。もっとも合格率の低いⅠ種でもおよそ5人に1人は受かっている計算なので、心理学やカウンセリングに興味のある人は取得を目指してみましょう。

5.マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)

マイクロソフトオフィススペシャリスト(通称MOS)は、マイクロソフト社が提供しているWord・Excel・Accessといったオフィスソフトの習熟度を証明するための資格です。累計の受験者数が420万人を越えている有名資格のひとつであり、資格勉強中に学んだスキルや知識を直接日々の業務に活かせるため、さまざまな業界・企業で評価されています。

資格にはスペシャリストとその上位クラスにあたるエキスパートの2種類があり、合格率は非公開ですが、一般的にスペシャリストでおよそ80%、エキスパートで60%ほど合格しているようです。

対策本や講座も充実しているため、チャレンジしやすい資格といってよいでしょう。

6.労働時間適正管理者検定

社員の健康をむしばむ長時間労働を防ぐために必要な、労働時間に関する知識やマネジメントについて学ぶ民間資格となります。民間資格なので誰でも受験可能ですが、合格率は公表していません。

ただ、働き方改革が注目を集めている現代社会では、今後需要の高まりを期待できる資格のひとつです。

7.マイナンバー管理アドバイザー

マイナンバーが制定されたことで、企業は社員を雇って給与を支払ったり、保険関係の手続きをしたりするために社員のマイナンバーを適切に収集・保管する義務を負うようになりました。非常に重要な個人情報であるマイナンバーの取り扱いに必要な知識をまとめたのが、マイナンバー管理アドバイザー資格です。

難易度は非常に易しく、特別認定講習会を受講してレポートを提出すれば、マイナンバー管理アドバイザーを名乗れるようになります。

8.電子会計実務検定

簿記の知識を備えた上で、実務に必須の各種会計ソフトを正しく使う能力があるかどうかをチェックする検定です。全国の商工会議所が検定の監督をしており、e-Taxを利用した電子申告や、改正のたびに規制緩和されているe文書の取り扱いについても学ぶことができます。

難易度の易しい順に3級、2級、1級があり、どの級からでも受験可能。合格率は非公開ですが、70点以上取れれば合格です。

9.文書情報管理士

企業が扱うあらゆる文書の管理、とくにe文書などのデジタル文書を適切に管理するための知識を問う資格。2級、1級、上級と難しくなっていき、飛び級はできません。2級から順番に受けていく必要があります。

CBTというパソコンで試験を受けられる方式を採用しており、2017年時点での合格率は、2級が70%、1級が61%、上級が42%です。勉強は必要ですが、上級でも40%以上の合格率を誇ることを考えると、比較的難易度の低い資格といってもよいでしょう。

10.TOEIC

リスニング・リーディングの英語能力を点数化できる、世界中で人気の英語資格。受験料さえ払えば誰でも受験することができます。満点は990点ですが、英語力を仕事に役立てたいと考えているなら、700点以上を目指しましょう。800点、900点を取得できるようになれば、海外出張のある企業や国内の一流企業でも通用します。

ただし、高得点を取るためには地道な勉強が必要です。テキスト・講座ともに充実しているため、時間を見つけて毎日コツコツ勉強しましょう。

資格があれば業務内容もグレードが上がる


人事・総務の仕事に役立つ資格を取得すれば、自分の能力や評価を高めるだけでなく、社内環境や自社の働き方をより効率のよいものへアップグレードすることができます。

資格によっては将来独立をしたり、より条件のよい会社へ転職したりする際に役立つので、人事・総務担当者は積極的に資格の取得を目指しましょう。

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