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麻雀でロジカルな学生を採用!ユニークな採用活動で話題のスターティア株式会社に行ってきた


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質の高い人材を採用することは、採用担当者の使命であるとともに、大きな課題です。

「学生がそもそも受けに来ない」「面接を受けに来る学生が、求めるタイプと違う」「内定を辞退する学生が多い」など、企業によって悩みの種はさまざま。皆さんの会社も、採用活動に何かしらの悩みを抱えているのではないでしょうか。

今回は、そんな採用担当者の方に参考にしていただくべく、「麻雀採用」で注目を集めているスターティア株式会社に、導入の経緯や、効果についてお話を伺いました。

※「まもりの種」は保護(まもる)くんの日本パープルが運営しております。

オフィスに不可欠なITインフラをコンサルティング!スターティア株式会社ってどんな会社?

1▼年に1回開催される社内運動会の様子。海外の支店も含めた全社員が一同に会し、盛り上がりを見せています。

1996年創業のスターティア株式会社は、最先端のIT技術を用いてオフィスの課題を解決する事業を主として行う企業です。電話機やコピー機、ネットワークセキュリティやアプリに至るまで、オフィスに不可欠なあらゆるITインフラをトータルでコンサルティングしています。

経営目標のひとつは、「アジアNo.1のシェアを持ったITサービスを創る」。東証一部上場を果たしてなお、チャレンジ精神に溢れた取り組みによって、成長を続けています。そんな同社が麻雀採用を始めたのは、2016年の4月のことでした。

きっかけは、企業対抗麻雀大会だった

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お話を聞かせてくださったのは、麻雀採用の進行役を務める人事部の福島綾さん。麻雀採用をすることになった最初のきっかけは、会社対抗で行われた麻雀大会なのだそうです。

福島:弊社には、上層部をはじめとして麻雀好きな社員が多く、プロの雀士も1人いるんです。ある時、麻雀好きなサイバーエージェント・藤田晋社長との交流をきっかけに、サイバーエージェントさんと会社対抗で麻雀の勝負をすることになりました。結果として弊社が勝ったことで、「せっかく麻雀が強いのだから、この強みを他に活かせないか」という話になり、採用で麻雀を取り入れることになったんです。

社内の強みを活かすために始まった麻雀採用。普通であれば、これほど奇抜な採用方法は絵空事として終わってしまいそうなもの。即座に実行に移していることからも、同社の「チャレンジ精神の旺盛さ」が伺えます。

何か新しい取り組みをするときには、失敗するリスクが必ずついて回るものです。しかし、そのリスクを受け入れとにかくまずやってみることが、スピード感を持って組織をより良い方向に導く秘訣なのではないでしょうか。

1位になったら内定リーチ!麻雀採用のルールを紹介

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続いて、同社が麻雀をどのように採用活動に活かしているのかを見ていきましょう。
麻雀採用のルールは以下の通りです。(2017年2月3日開催時)

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このように、学生と社員、プロの雀士が一緒になって勝負をします。対局は全部で4回。合計点の高い方から順位をつけていきます。成績が良い学生には、順位に応じて面接フローを免除する特典があるため、白熱した試合が繰り広げられるのだそうです。

学生の様子は、試合を外から見ている社員が所感として記録。麻雀をしているときには、普通の面接では見ることのできない本音の部分が出るのだと福島さんは言います。

福島:麻雀採用のイベントには、麻雀が得意な人はもちろんのこと、リアルの場で初めて打つような初心者も参加します。レベルが違った人達が混ざって試合をすると、「この人は、初心者に気を遣って教えながらやっているな」とか、「この人はイライラしながらやっているな」とか、いろんなことが分かるんですよ。
他にも、会話の様子や牌の扱い方など、所感として見るポイントはたくさんあります。長時間に及ぶ試合をしていると、学生も素を出してくれるので、これまでとは違った角度からも学生を見ることができるようになりました。

通常の面接では学生は身構えてしまいますし、準備された内容を喋ることが多いので、学生の素の姿を見ることはなかなかできません。「面接のときの印象とだいぶ違うな…」と、入社後の新入社員の様子にギャップを感じることもあるでしょう。企業が求めるタイプの人材を見極めるためにも、同社のように、学生の素を引き出す面接の工夫をすることが大切なのです。

麻雀採用をやったら、これまでにないほどロジカルな学生達が集まった

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2016年の4月と6月に、それぞれ1回ずつ行った採用イベント。同社はその中から、男性1名女性1名の計2名を採用しました。このイベントの反響はかなり大きく、外部の採用イベントに出展するときには「麻雀採用のスターティアさんですよね?」と、声をかけられることも多いのだとか。採用ブランディングの観点で、大きな効果を発揮している証だと言えるでしょう。

さらに、麻雀採用イベントに集まった学生には、これまでの選考に来ていた学生とは違った傾向があったのだそうです。

福島:麻雀採用の参加者は、ロジカルに物事を考えられる学生が本当に多かったです。麻雀採用に参加した学生だけでグループディスカッションをする場があったのですが、今までにないレベルの高さで議論が展開されていて、びっくりしました。弊社はロジカルシンキングができる人材も欲していたので、今回の採用活動は成功。普通の採用をしていては接点が得られない人と出会うことができたのが、大きな収穫ですね。

ロジカルシンキングができる人材を欲している同社が、ロジカルシンキングを必要とする「麻雀」を採用に活用したことで、企業が求める人材との接点を作り出したのです。

採用活動をしていると、企業が求めるタイプの学生がなかなか集まらないというケースがあるもの。そんなときには、「企業が学生に求めるスキルやマインドは何なのか」を今一度よく考えて、そうしたスキルやマインドを必要とする採用イベントを検討してみてもいいかもしれません。

採用方法を工夫し、他企業との差別化を図っていきたい

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麻雀採用によって、「学生の素を引き出す」「採用ブランディング」「必要とするスキルを持った学生との接点作り」という3つの成果を挙げたスターティア。今後の目標は、麻雀採用に代わる採用方法を確立することだと、福島さんは語ります。

福島:麻雀採用は無事成功することができましたが、コストがかかってしまう問題も抱えています。せっかく成功を収めることができたので、麻雀採用以上に効果を発揮する採用方法を考えていきたいですね。
弊社は、東証一部に上場してから、競合する企業が財閥系の超大手になったんです。こうした企業を相手にするには、正攻法に加えて違った切り口も必要。採用方法を工夫することで、そういった企業との差別化を図りたいと考えています。

スターティアの成功事例を、自社の採用活動に活かそう!

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スターティアの「麻雀採用」が成功を収めることができた要因をまとめてみましょう。

①採用方法の斬新さ
②「とにかくやってみよう」という姿勢
③社内の特性を活かした採用方法
④求める人材と、採用方法の親和性

この要素は、麻雀採用に限らずすべての採用活動に応用できます。採用活動で悩んでいる企業の方は、「どのような人材が欲しいのか」「欲しい人材を呼び込むためには、どのような採用方法を行ったらいいか」「候補の中で、会社の強みを活かせるものはどれか」「実際にやってみる」という手順で考えながら、採用方法を検討してみてはいかがでしょうか。

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取材協力:スターティア株式会社