安全なUSBメモリの廃棄方法は?メモリの削除方法から廃棄まで解説

データ保存のツールとして一般的に使われているUSBメモリ。サイズが小さく持ち運びしやすいため、大容量のデータを保存し別の機器に移動させる手段として利用されるなど、一般に活用されていることは広く知られているところです。

一方で、USBメモリ使用時に注意すべきは、やはりセキュリティです。特にUSBメモリを廃棄する際には、データの削除が十分ではない場合、保存していたデータが流出してしまう可能性があります。こうした事態を防ぐために、正しい手順を踏んで廃棄することが必要です。本記事ではUSBメモリの廃棄方法について、メモリの削除方法から廃棄までご紹介します。

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USBデータ削除方法

USBメモリを廃棄する際には、まずはそのデータを削除しても良いかを再確認しましょう。データを完全削除すると復旧ができないため、別の場所に移動させるなど必要な措置を取ります。

その次に、保存していたデータが流出しないように、「完全に」データを削除して廃棄する必要があります。「完全に」という点が重要で、データ削除が不完全だと復旧ができてしまう可能性があることに注意しましょう。

水没させると良いと考える方もいるかもしれませんが、乾燥すれば利用が可能になる場合もあるため、おすすめできません。電子レンジなどでの破砕も危険です。ではどうすればよいのでしょうか。

ここでは、USBデータの削除方法として3つご紹介します。 

1. Windows:「完全なフォーマット」、Mac「ディスクユーティリティ」で削除

Windowsの「完全なフォーマット」、Mac「ディスクユーティリティ」を利用して完全削除を行います。ただし、Windowsの「クイックフォーマット」では、短期間で初期化できるメリットがありますがデータの復旧ができます。そのため、時間はかかっても「完全なフォーマット」を実施しましょう。この方法は、最も簡単に削除ができる方法かもしれません。

2. 専用ソフトでデータ削除

専用のソフトを使い、USBデータを削除する方法です。ソフトを購入する際にはパソコンのOSの種類とバージョンを確認しましょう。USBメモリだけではなくパソコンやハードディスクのデータ消去ができるものもあります。使用目的に合わせて、ソフトを選ぶと良いでしょう。なお、ソフトは有料・無料のソフトがあります。それぞれの特徴をもとに選定します。

3. 物理的な破砕

USBメモリをペンチなどで物理的に破砕することで、USBメモリ自体を使用できなくする方法もあります。ただし、破砕しても小さな記憶領域が残っている場合がありますので、修復不可能なレベルまで破砕しなければなりません。さらに、ペンチなどで破壊し細かく砕かれて鋭利になったUSBメモリはとても危険です。怪我をしないよう注意して取扱いましょう。

USBメモリの処分方法

先ほどの記事では、USBデータ削除方法を4つご紹介しました。次に完全にデータを削除したUSBメモリはどのように処分すればいいでしょうか? USBメモリの処分方法を3つご紹介します。

1. 小型家電回収ボックスの利用

市町村によっては小型家電リサイクル法のもと、「小型家電回収ボックス」を設置しており、USBや携帯電話、デジタルカメラ、ゲーム機などの小型家電を回収しています。家電量販店などボックスを設置している民間の店舗もあります。この方法は小型家電製品に含まれる有用金属(金・銀・銅・パラジウム等)を再資源化することを目的としています。ごみの減量と有用金属の再活用ができるので、サステナビリティの観点からも有用です。居住している自治体のホームページなどで回収ボックスの所在地が確認できます。

2. 不燃物として処分

2つ目は不燃物として処分する方法です。不燃ごみして指定されている日に、ごみとして出す方法です。市町村が設置している小型家電回収ボックスが近くにない場合などに利用されているケースが多いようです。

3. 業者へ依頼

USBデータを完全に削除、処分することが手間に感じる方は、専門の業者に頼むのも一つの手です。多くの業者ではUSBメモリだけではなく、様々な電子機器も回収しています。回収時には、USBメモリ以外も処分してもらうと効率的かもしれません。

さまざまな業者がある中でおすすめなのが、株式会社日本パープルが提供している機密抹消サービスです。社内でUSBメモリをよく利用している会社が一括で処分するのにおすすめです。また、一気通貫かつセキュリティが盤石なため、安心して利用できるサービスと言えます。どのようなサービスなのか、次に詳しくご紹介します。

日本パープルが提供する機密抹消サービスの特徴

  • ・USBメモリ以外にもCD、DVD、VHS、メモリーカードなどあらゆる媒体のメディアに対応
  • ・専用の回収ツールを利用。一度入れたメディアは回収スタッフすら開錠できないほどセキュリティが頑丈
  • ・現金輸送車と同じセキュリティーの専用車で搬送。GPSも搭載されているので、もしもの時も安心
  • ・24時間完全警備体制のもと、機密処理専用プラントで処理
  • ・回収されたメディアは特殊破砕機で100%読み取れなくように破砕処理。情報復旧の可能性はゼロ
  • ・回収されたメディアは細かく砕いてサーマルリサイクルを行なっている。(サーマルリサイクルとは焼却時に発生する熱エネルギーを利用するリサイクル方法)

USBメモリを利用する際は、安全な削除・破棄まで考えよう

USBメモリを初期化しただけでは、データが完全に削除されていないことがわかりました。

データを削除したUSBメモリは市町村が行っている小型家電回収BOXで処分すると、ごみの減量と有用金属の活用ができるので環境に優しくおすすめです。また、大量のUSBメモリを処理する必要がある、他のデバイスの処理する必要がある、セキュリティを確保してデータ削除を行いたい場合などは、日本パープルのようなプロにお任せするのも手です。特殊破砕機で100%読み取れなくように破砕処理してくれるので、安心して利用できます。セキュリティに注意して利用すればとても便利なUSBメモリ。取扱いには注意を払い、利用すると良いでしょう。

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