サイバー攻撃に備えて情報セキュリティ対策を!「第14回情報セキュリティEXPO」で見つけたお役立ち製品5選

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近年、全世界で企業や個人を対象に大規模なサイバー攻撃が行われています。
日本でも、5月に企業を標的として行われた攻撃により、情報が流出したり機能が停止するなど大きな被害に遭いました。

株式会社日刊工業新聞社が運営する「ニュースイッチ」の記事によると、日本はセキュリティ人材が8万人不足しているとのことで、情報セキュリティ対策が急務であることが伺えます。

人材と同様に大切なのは、セキュリティ対策の商品・サービスを活用すること。今回は、「第14回情報セキュリティEXPO」で紹介されていたお役立ち製品・サービスを紹介します。

「情報セキュリティEXPO」とは?

はじめに、「情報セキュリティEXPO」とはどのようなイベントなのか、簡単に紹介します。

同イベントは、情報セキュリティに関するあらゆる商品・サービスを展示しており、企業の総務をはじめとした情報セキュリティ担当者が調査・商談をしに訪れます。

近年は、サイバー攻撃が増えている関係で企業の情報セキュリティに対する関心が高まり、今年で14回目になる今回は、熱心に展示を見て回る情報セキュリティ担当者が多く見られました。それでは、同イベントで紹介されていた商品・サービスを紹介します。

①「Uno Touch」-ワンビ株式会社

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最初に紹介するのは、ワンビ株式会社が提供する「Uno Touch」
指紋認証によってパソコンを不正アクセスから守るセキュリティ製品です。

使い方はいたって簡単。
USBポートに、専用の機器を挿入するだけ。機器の横に指をタッチし、認証を行うことができるのです。

パソコンのログインには、通常IDとパスワードが必要ですが、指紋認証を使えば手間いらずですぐに認証できるのが大きな特徴。また、指紋認証なら、IDやパスワードが流出してパソコンが不正に利用されることを防ぐこともできます。

端末の位置情報を感知し、既定の場所から離れた場合に大音量でアラームが鳴るなど、不正持ち出し防止の役割も果たしてくれる優れもの。利便性と安全性を同時に向上できるでしょう。

企業ホームページ:ワンビ株式会社
製品ページ:Uno Touch

②「SKYSEA Client View」-サイバネットシステム株式会社

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続いて紹介するのは、サイバネットシステム株式会社「SKYSEA Client View」。企業向けのクライアント運用管理ソフトウェアです。

日々悪質化・複雑化するサイバー攻撃に対処するために、同製品は複数の仕組みを用いて階層的なセキュリティ対策を講じています。そのため、幅広い攻撃に対処が可能。

そんなソフトウェアの最大の特徴は、毎年バージョンアップしているという更新頻度の高さ。これにより、新たに出てくる攻撃や問題に対しても対応できるようにしているのです。

日々アップデートを続けてきた効果が出たため、製品が最初にリリースされた2007年には9万に満たなかったクライアント数も、2016年には113万を超えるほどシェアを拡大させてきました。今後も更なる進化が期待できる同製品は、検討の価値が大いにあると言えるでしょう。

企業ホームページ:サイバネットシステム株式会社
製品ページ:SKYSEA Client View

③「InterSafe IRM」-アルプスシステムインテグレーション株式会社

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アルプスシステムインテグレーション株式会社が提供する「InterSafe IRM」を紹介しましょう。

こちらは、データが流出してしまったときのことを考えた、データ自動暗号化ソフトです。
情報漏洩を防ぐために企業はさまざまな対策をしていますが、情報漏洩の多くがヒューマンエラーによって起きてしまうことを考えると、漏えいしてしまった後の対策をとっておくことも重要です。

同ソフトのコンセプトは「兎にも角にも、まず守る」。パソコンに入っている情報を丸ごと自動で暗号化してしまうもの。これなら、情報がヒューマンエラーなどの何かしらの原因で外部に漏れても、読み取られる心配はありません。

手軽にすべての情報を暗号化してくれる同ソフトを利用して、情報が漏えいした“後”の対策をしてみてはいかがでしょうか。

企業ホームページ:アルプスシステムインテグレーション株式会社
製品ページ:InterSafe IRM

④「CylancePROTECT」-株式会社日立ソリューションズ

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株式会社日立ソリューションズ「CylancePROTECT」
は、AIを活用した独自のアルゴリズムで悪質なソフトウェアを感知してくれる、高性能マルウェア対策製品です。

これまでのマルウェア対策製品では、既知と未知のマルウェア両方に1製品で対応するのが困難でした。しかし同製品は、コンピュータウイルスの特徴を定義した「パターンファイル」を必要とせずに、両方のマルウェアに対応できるのです。

動作も軽く運用コストも低いので、一度導入を検討してみてはいかがでしょうか。

企業ホームページ:株式会社日立ソリューションズ
製品ページ:CylancePROTECT

⑤「Soliton Secure Desktop」-株式会社ソリトンシステムズ

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最後に紹介するのは、株式会社ソリトンシステムズ「Soliton Secure Desktop」。こちらは、在宅勤務をサポートする業務用リモートデスクトップです。

接続先のPC画面を端末に転送し、遠隔操作を可能にした同サービス。特殊な技術が使われているため、元PCのデータを持ち出すことなく、また、転送先の端末にデータを残すことなく操作をすることができるのです。そのため、データが外に漏れる心配もありません。

今年は「働き方改革」という言葉がキーワードになっている影響もあり、企業でも在宅勤務の導入を検討している企業が多いのではないでしょうか。在宅勤務を実現するためには、セキュリティ対策が必須。

多様な働き方を導入するために、同サービスを検討してみてもいいかもしれません。

企業ホームページ:株式会社ソリトンシステムズ
製品ページ:Soliton Secure Desktop

サイバー攻撃や多様な働き方。時代に合わせた強固なセキュリティ対策を

指紋認証や自動暗号化、リモートデスクトップなど、時代を捉えた最新の製品・サービスを紹介してきました。

今後、日本を標的とした大規模なサイバー攻撃が起こる可能性は否定できません。また、在宅勤務など、オフィスの外での勤務を認めた多様な働き方が更に広がっていくことでしょう。

こうした時代の流れに対応するためにも、しっかりとしたセキュリティ対策が求められます。皆さんの企業でも、セキュリティ対策をより強固にするために、今回紹介した製品・サービスの導入を検討してみてはいかがでしょうか。